高齢で子育てしていると、自分の健康も心配ですが、親の介護などいっぺんにやって来て、大変ということも実感しました。
母は94歳(もうすぐ95歳)、一人暮らしをしていましたが、家で転び腰を打って入院しました。その後リハビリ施設に入って、そこがとても気に入り、その後もお世話になっていました。
昨年11月、旅行支援で、我々は母に逢いに行こうと申し込んだのですが、前日頃にコロナがまた多くなってきて、施設での面会が禁止されました。キャンセルしようと思いましたがキャンセル料が結構かかるし、日にちを変更すると旅行支援は受けられないとのことで、決行しました。
結局母には逢えず帰って来ましたが、その翌日から母が熱を出したので、会っていたら私たちのせいだったかも…と後悔することになったので、まあ逢えなくて良かったかも…と自分で慰め…
その翌日熱を出してその後食事ができなくなり入院することに…
しばらく点滴をしていたのですが、姉が病院から呼ばれ、このまま食べられないと危ないとのこと…
①このまま看取り
②喉からチューブで栄養を直接胃に送る
③血管注射で血に直接栄養を送る
④胃瘻
その場合
①1週間位かもしれない。その代わり好きなことをしてゆっくりできる。
②喉が痛く苦しい
③最初はいいが毎日何回も血管注射をすると年齢的に血管が丈夫でないからできなくなる
④すごく元気になるが、ずっと胃瘻で生き続けることになる。自分で食べることができない限り止めることはできない。
なるべく早くどうするか決めてください。
病院ではもうすることがありませんから(早く出て行ってくださいということか?)
とのことでした。
何日か前まで元気に電話していたのにいきなり
看取り
と言われ仰天する我々。
頭がボケているわけではなく、意識もしっかり。
コロナのため面会禁止の病院ですが、看護師センターから手を振ると手を振り返している母。
看取りと言われても、受け入れることができない。
ただ叔父が脳梗塞で意識もなく寝たきりで、胃瘻にして10年以上、他に病気がないため生き続けている。
それをお見舞いに行った時、母が、私はこうなったらやめてね。と言っていたとのこと。
でも母は意識もしっかりあって話もできる。
ただ食べられないだけ…
義兄(内科医)の意見は、多分解熱剤で胃を痛めたので食べられないだけだと思う。胃瘻にして元気になったら自分で食べられるようになると思う。
とのこと。
私も全く同じ意見。
ただ、世話をするのは姉なので、姉の意見に従います
と伝えました。
この姉というのが昔から決断のできない人で、例えば高校生の時手袋を買うのに町中のお店を回ったが決まらず、隣の県の大きい街に行って見て回りそれでも決まらず、どうしようどうしようとずっと決まらなかったくらい。冬終わっちゃうよ
ましてやこんな大きい決断なんて…
何回も私に聞いてくるので
だから、私は胃瘻!その後のことはその後考える!
でも後悔している人多いよ。やめられないんだよ。
だって意識もあるしボケていないんだから、看取りなんてできないわよ
痛い思いはさせたくないんだよね
栄養つけたら元気になるって。その時に確認すればいいよ
だけどもしもこのままずっとだったら…
の堂々巡り。
病院からはどうしますか?早く決めてください!
と言われ、それでも
アーーーどうしようどうしよう
と決められないでいた姉。
義兄(内科医)に直接担当医に様子を聞いてもらったら
あっ今朝からゼリー食べられるようになりました。
って!!
ずっと眠れないくらい心配しているんだから、早く教えてよ!!!
今回ばかりは姉の決められない性格が幸いしました。
そういうわけで来週には退院できるかも…となりました。