自分でシングルマザー、シングルファーザーを選択した友人が何人かいます。
昔からの友人、何ヶ国語もできてバリバリのキャリアウーマンAさんは、某航空会社のCAです。
彼女は今から20年近く前、30代後半の時に妊娠しました。ただ相手とは結婚できない状況でした。
彼女はひとりで産む決心をします。
*好きな人の子供であること
*子供を産むチャンスはこれが最後かもしれないこと
*ひとりっ子の彼女の妊娠に両親も育てるの手伝うからと応援してくれたこと
これだけの条件が揃ったので、産むことにしたと…
この話を20年近く前に聞いた時、私はそれもありかも…と思いつつ、自分も!とはなりませんでした。(好きな人もいなかったし親も絶対に手伝ってくれないしお金もなかったから)
昔でいうと、元祖シングルマザーで有名な桐島洋子さんが船中で子供産んだ時はすごい!!ってびっくりしました(船中で産んだのはは2人目でしたが…)。ひとり目は1964年に桐島かれんさんを産んでいらっしゃいます。
それから沢田亜矢子さん、昨日徹子の部屋に出ていらっしゃいましたが、1985年にやはりアメリカに行ってこっそり出産していらっしゃいました。とてもしっかりした明るいお嬢さんに育っていて、嬉しかったです。
今の若い方は元祖のふたりともご存知ないかもしれませんが…当時は大騒ぎでした。
できちゃった婚も恥ずかしかったこの頃、シングルマザーを選択する人は稀でした。
彼女は認知も養育費もいらない、自分の子として自分だけで育てる!と頑張って育て、子供は立派に育ち、某有名高校に合格、そして今はアメリカのMITに留学すべく勉強中です。何年かに一回お目にかかっていて、心配していましたが、よくぞこれだけ立派に育った!と思うくらい良い子に育っています。
それから産後休養の時に(私は出産していませんが…)産院で知り合ったBさん。
彼女は子供が欲しいけど、結婚したい人が見つからず(私の40前の頃の状態ですね)、昔のBFにやはり認知も養育費もいらないからと頼んで体外受精で妊娠出産、ひとりで育てています。
彼女のすごいところは、親にも誰にも頼らず、子供の出産までに某有名企業を退職、自分で生活できるように会社を立ち上げ、ひとりで子育てできるようにシングルマザーに優しいアパートに引っ越しという準備を全部ひとりで計画して実行したこと!
そして今はその通りに子育てしています。
ひとつ計画外だったことは、反対していた親が子供に夢中になり、助けてくれるようになったこと!!どの家もそうですね(笑)子供は可愛いし、本当にすごい力があります。周りのみんなを笑顔にしてくれます。
彼女のことをすごく尊敬しています。
彼女は仕事はもちろんバリバリなんでしょうが、全然ガツガツした感じの人ではなく、ほんわかした優しい感じの人です。
子供も同じくほんわか優しい感じで、とてもいい関係の親子だなぁと思います。
桐島洋子さんや沢田亜矢子さんみたいな感じではないです。彼女のどこにそれだけの決心をしたパワーがあるのか?と思ってしまうくらい、普通の人って感じです。
子供の年も同じですし(産院で一緒だったのであたり前ですが)今後もずっとおつきあいさせて頂きたいと希望しています。
それからやはり、結婚は今後ないだろうと代理母に自分の子供を産んでもらったCさん(男性)。
女性の場合は子宮が健全であれば、精子提供を受ければ自分で産むことができます。でも男性の場合はどうしても産んでもらう必要があります。ですので費用もすごくかかります。
彼はやはり親に反対されました。それでも自分の子供、家族が欲しいと思ったのです。
アメリカに子供を迎えに行く時、ひとりでは大変だからと母親に頼んで一緒に行ってもらいました。
妊婦さんでしたら妊婦さん教室(母親学級?)みたいなのがあるらしいですが、代理母の場合、いきなり子供が来るので、準備もオムツやお風呂の練習も自分で調べておくしかありません。
お母さんだったら昔自分を育てたから知っているだろうということでお願いしたそうです。
Cさんのところもやはり反対していたお母さんが夢中になり、今では子育て手伝ってくれているそうです。
人手が2人の我が家よりしっかり子育てしていらっしゃるので、本当に尊敬しています。
それからアメブロで有名な「アラフォーゲイの子育て奮戦記」のsarokatsuさんも選択的シングルファーザーです。
世の中そういう人が増えてきたのかな?と嬉しい気持ちです。
私も若いうちに決心して子育てしたかった。
私はひとりでは無理!と思って諦めましたが、結婚して子供を産んでも、離婚してシングルになる確率もすごく多い昨今、恐れることではなかったです。
昨日徹子の部屋で沢田亜矢子さんも子供を育てて本当に良かったっておっしゃっていました。
もちろん60代でも同じく幸せですけど!
体力的にもっとやってあげたいと思う事があります。
でも私のできる範囲で無理せずにやっていこうと思います。