どうしても子供のいる人生をと望んだ私達。

還暦間近ではあったものの、子育ての老後を夢見てエージェントを探し始めました。

 

 赴任先(海外)の友人に紹介していただいた現地のエージェント。(ネットで探したらしい)

話を聞きに行ってみると、とても良い感じの女性が、英語が得意でない私にも大変わかりやすく説明してくれた。

ただ事務所が貸し事務所で、会社を構えているわけではなさそう。

誰か知り合いがここで頼んだわけでもない。

それに契約も今後の詳しい説明も、何か起きた時の対応も全部英語かと思うとちょっと面倒だなぁ…

 

 というわけで、日本のエージェントを探すことにしました。

ネットで調べてみるといくつかエージェントがあり、連絡してみることに。

ところがほとんどのエージェントが50歳までということで、説明も受けられませんでした。(あと、子宮に問題がある旨の診断書が必要というところも)

とてもショックでした。50歳以上は子供を得ることができないのか?諦めなければならないのか?

 

 一箇所70歳の方の代理出産をやったことがあるというエージェントさんがあって、話を聞きに行ったら、とても丁寧に説明してくださり、年配で子供を得た方の色々な話もしてくださり、励ましてくださいました。

こんなエージェントさんだったら、子供が来るまでの長い間の心のケアもちゃんとしてくださるだろうなー、安心だなーっと思ったものの、ここは料金がすごく高くて、私達には手が出ませんでした。

 

 とは言っても、あまり安いのも何か心配で、もう一度最初のエージェントさんに話を聞きに行き質問してみました。

 

1、ギャランティープラン

 このエージェントさんの特徴はギャランティープランというのがあって、産まれるまで何度もトライできるとのこと。

 子供を産んでもらうということは、たくさんのハードルがあります。

体外受精の成功、代理母への着床の成功、産まれてくるまでのリスク(育たなかったり転んだりして流産、早産などなど)

それ以外にもたくさんのハードルを超えてやっと子供が手元に来ます。(実はそれ以降も色々ありますが…)

 安いエージェントさんはやり直しの際にそれぞれ追加料金がかかるということです。

 

2、なぜ日本の他の業者さんに比べて安いか?

 それは医療関係(採卵とか体外受精とか)をエージェントのオーナーのひとりがインドに病院を建てて経営しているとのこと。

インドは医療がすごく進んでいて、医療費の高いアメリカからの医療ツアーがあるくらいです。

 アメリカで手術をすることになると、普通の怪我や病気でも、安くても1000万円以上かかると言われています。インドの医師は欧米で勉強した人が多いこと。病院がホテルなみに居心地も良いとのことで、メディカルツーリズムとしてもとても人気なんだそうです。付き添いの家族は病室の隣に部屋があって、キッチンがついているところもあり、付き添いの家族と本人の渡航費、手術費、など全部入れてもアメリカの1/3位。という記事を昔読んだことがあって、なるほどと思いました。

 

3、高齢で子供を得、育てることについて

 このエージェントの社長さんがゲイでパートナーとの間に二人の子供を、代理母で得ています。そして家族が幸せに暮らしている。年齢とか色々なことに対しての否定的な気持ちがない。

 高年齢でも仲が良い夫婦であること、収入など条件が良ければ子供は幸せに育つことができるという考えの方でした。

 

 そういうわけで、もっと安いエージェントさんはあったものの、安さの秘密がわかったことと、ギャランティープランというのに惹かれてここに決定。あとは夫に英語書類や交渉頑張ってもらうということに!