私の夏がおわった~ | まだむたまのあとりえより

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8月に入ると、例年のことながら気忙しい~


9日の施餓鬼に始まる盆行事・・・・15日に送り火を焚いて、今年もおわった~と、一息つく。


「施餓鬼」の慣習がないところで、育った。

ここに嫁して、盆行事であることを初めて知った。


お寺は、車で20分ほどの郊外にある。

市の区画分けされ整備された墓地しか知らない自分には、原っぱの中央辺りに建つ大砲の形をした石の墓標に、当初は気味悪さのようなものを感じていた。

周りは、同じ苗字ばかり、墓が同じ形をしていたら間違ってしまいそう。

お寺内にある墓にも参り、施餓鬼の順を待つ。

舅姑が生きていたころは、本堂に入れない程、人があふれていたよう記憶する。


お盆入りには、「棚経」を挙げて頂く。

盆提灯を出したり、仏壇の掃除、お盆セットの設置~~定年退職してから夫がするようになった。

洩れ(彼は多分に大雑把)が、ないかcheck---これも結構たいへん!!自尊心を傷つけず、したてにお願いしなければならない--


13日は迎え火、15日の夜まで、仏様のお膳を用意する。

毎年のことながら、気を使う---外出もままならない。

精進料理といえるようなものではないが、作ってお供えする。

やらない人もいるのにと思ったりするが。

しないことも、また大きな罪悪感を持たねばならないから、救いようはない。


そして、来客。以前とは異なり、午後から来訪することになってきた。
食事、ふとんの用意もなくなったが、6~7人の大人の来客の空間的なボリュームは、なかなか凄いものがある。

客と称しているが、しばらくすると、(元)家族となる。

楽屋裏まで侵入してくる。全く悪気は感じられないが。

いつまで経っても、やっぱり、鬼千匹か~~


来客が去り、仏様がお帰りになると、夏が終わる~~


例年になく暑い今年の夏~

疲れたと、しばらく沈没状態の私です。