夜中に思いついたこと。
今のうちに友人、親族に夫へのメッセージをお願いしよう。
沢山の人が夫の心配をしてくださってる。
でもこのコロナで身動き取れないし病院で会うこともあり得ない。
無口で頑固ものだけど大事な人と楽しく過ごすことは夫にとってとても大事な事。
12月13日の彼の誕生日、既に体調悪かったので彼の家族親族、知ってる友人に連絡とったり直接会いに行ってビデオレターを作った。その応用でやってみよう。
夫はまだ頑張ってる、皆に伝えよう。
今のうちに夫へのメッセージをできるだけ集めよう。あと合わせて10年20年後のMへのメッセージもお願いしよう。
パパの事を覚えてなくても彼を思う人々からの想いでパパの事、感じれるように。
そんな事始めながら(手探り)朝、Mに新しいワンピースでおしゃれさせて病院行きました。絶対「わぁ!素晴らしい!」って言うはず。
でも、わかってはいるものの、夫は今日の方が昏睡度高く(モルヒネ)、反応はなかったです。
「ほら、パパ頑張ってるんだよ。すごいね。おやすみなさい、って言おう。パパ、おやすみなさい」
病院まで来てくれた義理妹に預けて私は病院で残りました。
万一の事があっても、もう悔いないようにできたかな。
入院病棟の先生が来て
「検査結果で2種類の細菌が見つかりました。抗生物質は効いていて熱も下がったので後は様子を見ましょう。」
後でHelie先生が来て「危険な事態は免れそうね。朝、痛いっていうので鎮痛(モルヒネ)あげたからよく寝てる。」
そっか、良かった!これ以上苦しまなくて。
昨日までは今日明日危ないと思ってたのですが、なんとも言えないとは言え、
まだ夫との時間があるって事ですね。
ありがとう。
いつも一生懸命な夫、今も居てくれてる。
止めようのない悲しみは渦巻いてるけど、
心の衝撃を緩衝する時間。
今朝、尿道からチューブを入れて排尿させるようにされてました。
夫は時折、起きて
「急げ、おしっこしたい、急げ」
と朦朧としながら言います。
もう、意識混濁で解ってないのです。
起こしてもものすごくフラフラして危ない。
でも、起きたのを機会に背中とお尻をできるだけマッサージ。だって寝たきりで寝返りもしない。
今まで散々散々背中とお尻痛いって言ってたので。
その後寝かせるのが大変で、寝ても
起きようと腕をフラフラあげます、
「もうおしっこはここでできるんだよ、トイレ行かなくていいの。」
でも聞かない。
頑固な所、いつもどうり。
夫に好きなJonny Haliday を携帯で流したら聴き始めたかの様におとなしくなった気がします。
もっと、どの曲を好きかとか知っとけばよかった、、、
寝てるときは足をマッサージ。
腸と腸に効く足つぼを。
腸のアンモニアが減って肝性脳症やわらげないかな、とか。
口には時より水を少し哺乳瓶で湿らせる。
母と妹が持ってこさせた水素水という、身体に良さそうな水を使う。
何とか、
何かよくなれば。
感染症=敗血症が収まれば、
意識戻るかもしれない。
無謀、でも希望を持っちゃう。
癌は進行してて焼け石に水。
痛みを和らげる=モルヒネ上げる
=意識がなくなってく。
そして、、、
絶望感は当然ある。
でも、今しかないこの時間は貴重。
ありがたく過ごそう。
背中マッサージしてる時に夫が上半身保てなかったので夫を背中から抱くようにもたれ合いながら横にしばらくなる時間がありました。
「これ、良い?」
夫は僅かに頷いた気がします。
幸せでした。
ありがとう。
義理弟とその息子15歳が来ました。
特別にお願いしたのです。
ただHelie先生は渋々でした。
子供には夫のいいイメージで残しておいた方が良い。
子供が希望してないならやめた方が良い。判断は子供自身。
この甥っ子は会いたいと希望しました、夫が特別可愛がってたので夫は嬉しかったはず。
男の子、寝たままの夫に言葉はかけらず、涙が溢れてました。
短い時間のみ許されてました。
義理の弟が何度もありがとうって私に言いました、珍しいー。
でも良かった。
義理母と義理妹も来ました。Mは駐車場の車で代わる代わる預かって。
良かった、ね。
このコロナで外出禁止の中、家族に会えて。
もう基本的に昏睡です。
夜また
「急げ、おしっこしたい、急げ」
というのでベッドに座る形におこして背中や腰をマッサージしました。
夫は「急げ、おしっこしたい、急げ」を繰り返し、何度も腕に力を入れようとしますがプルプルするだけで動けず、頭がかくんかくんとしてて、ギリギリ保ってる。
寝る前だから念入りに、長めにマッサージしてたら
何と立てそうになりました。
危ないかも、と思う反面、
少し立って足の運動に、という気持ちで
しっかり抱き合う形で支えました。
夫は腕を進行方向に少しあげる。
もうフラフラで目も開いてなくて薄目で、どこも見てない。
魂はもういない。
でも抱き合えたことが、夫の温かい胸の中にいるのがすごく嬉しかった!
少しづつ回復、できるかな、なんて。
そうしてると看護婦さんが見回りに来て、
びっくりして夫を3人がかりで寝かせました。
夫はやっぱり腕を起き上がりたそうに動きます。
私は携帯からJohnny Haliday を流しましたが、看護婦さんが点滴に流した薬の方が早く夫を静かにさせました。
私「痛がってはないんです。そんなに薬入れなくても、、、(意識どんどんなくなっちゃう)」
看護婦さん
「色々動くというのは患者さんは心地が悪いんです。心地が良い方が、つまり、薬で静かな状態のほうが一般的に長く生きる傾向があります。今、旦那様は心地よく寝ています。動くのは危ないだけでなく体力消耗して良くないんです。」
涙、流れます。
「わかりました、仰ることは、頭では。」
私が持ってた希望は、私のただの欲なだけ。
また、一言でも意識のある言葉が聞きたい。
家に一緒に帰りたい。
Mと3人で過ごしたい。
これからも一緒に生きて生きたい
でも、
夫を見て感じてわからなくちゃ、
夫はもうすぐこのまま旅立ってく。
今、夫の身体は一生懸命戦って、
私に温もりを与えてくれてる。
受け入れたくない事、
でもその前で無力な強欲な私。
病室には私達の結婚式の写真とMの生まれた時の3人の写真を昨日から置いてます。
私、写真の中ですごく幸せそうな笑顔してる。
ありがとう、いつもありがとう。
今もありがとう、
私が泣くの嫌がってるのにね、
愛してる。
ありがとう。



