ノーラは35歳にして自らの人生に終止符を打とうとしていた

死を決意し踏み出した深夜の雨の中、彼女の前に現れた石造りの表門のその奥に不思議な建物
ノーラは建物の中に足を踏み入れた
そこは見渡す限りの書架、そして現れたのは高校時代の図書館の司書の婦人

数えきれない人生の分かれ道を一つ一つ垣間見る内にノーラは人生の本質に辿り着く事が出来るのか?

一つ一つの事象は見方を変えれば全く違うものに見えてくる
そして何時までも其処に留まっているわけではないのだと

人生に迷ったときに手に取りたい一冊
暗い人生も明るい人生も心の持ち用なのかもしれません

人生再生の物語でした