右も左もわからぬまま成田屋に嫁ぎ、伝統を伝授してくれるはずの夫の両親は既に他界するも、周囲に指導を仰ぎ、夫である團十郎を支えてきた夫人。

自分が築いてきた成田屋の伝統は食卓に並べてきたごはん。
とても丁寧に思いを込めて作られた数々のおかずに尊敬です。

お孫さん達にも夫人の素敵な生きる姿勢が継がれることでしょう。

今一度、食の大切さを考えさせられる一冊でした。