マダムえっちゃんのフランスだより

マダムえっちゃんのフランスだより

えっちゃんは、パリに22年住んでいた。
今は、パリ、東京で生活。


人生色々、いつどうなるかわからない。

どの国に住む、誰と住む、どんな仕事していくのか、

あなたの未来はあなた次第でいくらでも広がります。

2016年にドバイに行った時に

ドバイのタクシーにいちゃんの

インド人サミールと知り合いました。

 

 

 

もう7年も前の話なんだけど、

たまたまドバイでタクシーに乗って

喋ってて面白かったので

それ以来

なんとなくFBで繋がって

時々消息を交換してました。

 

サミールの奥さんは看護師さんで

共稼ぎです。

で、奥さんの方がサウジアラビアで

仕事見つけたというので

生まれたばかりの息子を連れて

サウジに引っ越しすと言ってました。

 

その後2021年の混乱期には

インドの故郷ケララに帰るって言ってました。

 

最近、どうしてるかなって思ってたので

今回ドバイに行くので連絡してみました。

 

そしたら2ヶ月前に

ドバイに戻って、個人タクシーしている、と

と返事が来ました。

 

 

「朝5時半にドバイ空港に着くんだけど

迎えにきてくれるかな?」

 

どっちにしてもタクシー乗るつもりだったし

同じことなら友達に稼いでもらった方がいいし。。

 

というわけで、タクシーにいちゃんの

サミールと久しぶりに会うことができました。

 

 

車が走り出して、

「奥さん元気?」

って聞いたら

 

「亡くなった」

っていうのです。

 

どうして亡くなったのかな

 

と思うけど、あまり聞いてもなんなので

 

「そうなの、で、息子どうしてる?」

 

 

「5歳になったよ。今、一人で育てているんだ。

個人タクシーになったから

時間の自由はきくんでよかったよ」

 

だけど一人で子育ては大変すぎるので

今、インドから母親を呼び寄せているんだ、

 

ということです。

 

 

 

サミールは7年前に知り合った時は

ドバイタクシー会社に

勤めていました。

 

 

ドバイタクシー会社は政府の管轄で

しっかりした会社らしいけど

「時間が厳しいし、ノルマはあるし」

ストレス多かったそうです。

 

それでも5年勤めた後、インドの故郷に

「家を建てた」ということなので

出稼ぎって、稼ぐってことなのね。

 

 

そんなこんな話をしながら

ドバイから80km離れた

リゾートまで送ってもらいました。

 

で、リゾートから戻る日にも迎えに

きてもらうことにしました。

サミールは私のお抱え運転手みたいな

もんです。(なんという贅沢〜、でも

クルマは相当おんぼろだけど)

 

 

さて迎えにきた日に

サミールが言います。

 

「手間とらせないから友達にあってほしい」

 

 

「その友達、日本の大型洗濯機を

買いたいから日本人に相談したいって

言ってるんだよ」

 

「え、なに? どういうこと?」

 

聞いて見ると、今、サミールが住んでいる

アパートの建物の1階で

洗濯屋をやっているインド人のおじさんが

日本製の洗濯機を買いたいって言ってるんだ

そうです。

 

シャルジャという町にいるそうで、

ドバイまでの帰り道にあたります。

 

通り道にあるならまあ、いいかあ。

サミールがどんなとこに住んでるのか

見てみたいし。。

 

でも得体しれないし、怖いかも

誘拐されたらどうしよう〜。

冗談はともかく、一瞬警戒感がよぎったので

 

「あのさあ、サミール、サミールの

お母さんにも会えるかなあ?」

 

そしたら

 

「いいよ〜」ってことで

 

サミールのおっかさんにも会えました。

 

 

 

右側のストール被ってるのが

サミールのお母さん。

 

 

初めて会ったのに、で、言葉もお互い

通じないんだけど、

会えたことを喜んでくれて

すごく嬉しかった。

 

真ん中に写ってるのが

洗濯屋のおっさん。

 

 

洗濯屋の前で

左がサミール、右がおっさん。

 

 

 

 

洗濯屋のおじさんのお店には大きな機械が

いっぱい並んで、

出稼ぎのお兄さんたちが忙しそうに

働いています。

 

 

 

 

ホテルのリネン類のクリーニングを

一手に引き受けてやっているんだそうです。

 

でも、コロナの前には4件も

こういうお店をやってたのに、

 

コロナでホテルが閉まったりしたので

 

洗濯屋も商売にならなくて

 

3件もお店を閉めたのだそうです。

 

洗濯屋はさあ、またコロナみたいなことあると

先行きが心配なんだよ。

 

だから、大型洗濯機を仕入れて

ドバイで

「洗濯機屋」になりたいんだ。

 

だから、お前さん

 

日本の洗濯機会社を探してくれよ。

 

 

え〜、なんで、私が洗濯機探さなきゃなんないの?

私、洗濯機屋じゃないよ。

 

 

このおじさん、何考えてるんだろ。

 

 

そんな色々話しているうちに

思い出した。

 

インドの人って時々ダメ元で

色々、頼み事してくることがある。

 

話半分で聞かないと

本気で聞いてると大変なことになる。

 

なので、

 

あのね、私、洗濯機のことなんて

全然わかんないよ。

それに、そういう機械類、輸入するって

関税やらなんやら

大変だと思うよ。

 

だいたい、機械を売るってことは

アフターサービスもしないといけないよ。

機械が壊れた時、面倒見るのが

アフターセールスよ。

 

 

このおじさんはインド出身で

ドバイに40年住んでるのだそうです。

 

ずっと洗濯屋さんやっているの?

 

と聞くと、

 

20年前まで警察官だったんだ。

 

え? 警察ってポリスのこと?

 

 

そうさあ、ポリスさあ。

 

聞かれてうれしそう。

 

 

 

サミールの話によれば、

 

昔ドバイは、とにかく砂漠しかなくて

 

今みたいな国際都市ではなくて

 

田舎の小都市だったから

 

「誰でもポリスになれたんだよ」

 

 

ドバイに40年住んでいるインド人の

おじさん。

 

洗濯機会社を探してくれよと

別れるまで言ってたけど

 

 

その後、洗濯機の会社は見つかったか?

 

とも、なんとも言ってこない。

 

 

やっぱり、口から出まかせだったんだあ。

 

 

 

サミールの話では、今、

この洗濯おじさん

 

サミールの新しいお嫁さん探すのに

夢中になってるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドバイの話というと

こんな感じを想像するかも

 

何せ、世界一高いビルのあるところなので。。

 

 

とか、

 

 

 

とか、サファリツアー

 

 

 

などなどが有名です。

 

でもでも

 

今回でドバイは8回目の滞在なので

 

この頃は同じドバイでも下町にしか行きません。

 

 

この上に載せた写真は初めてドバイに行った9年前のもの。

 

 

 

で、今回は下町にあるゴールドスークで

パシュミナのお店をやっている

インド人のババのおじさんに会いに行くのが目的

なので下町にしか行きませんでした。

 

 

 

下町といえば、こんな感じ。

 

 

 

全身黒づくめのご婦人がたや、ターバンのおじさん、

インドやパキスタンの民族衣装の人たち

そして、パジャマを着た中国人(ホントホント)とか

 

とにかくいろんな人がいる。

 

ウワ〜〜〜ン という音がする雑踏。

 

いろいろな国の言葉があっちからも

こっちからも聞こえる、

 

「これぞ喧騒」という感じの場所。

 

カレーの匂い、スパイスの匂い、いろんな匂いがする。

 

 

 

ここの中にあるババの店で

 

いっぱい、パシュミナとシルク見ました。

 

 

こんな感じ。

 

お店にも様々な国の人がいます。

 

 

写真には撮れなかったけど、中国のバイヤーの人なんて

LINEで映像電話ずっとしていて

 

「これがいい」「あれがいい」って

中国現地と直接やりとりしてました。

 

いやはやエネルギーある場所でした。

 

今の日本にはない、すごいエネルギーと

ドサクサ感。 日本の戦後ってこんなだったのかもねえ。

 

私も他の人に負けず、長居して

 

いろいろ見てきました。

 

今、世界全体、インフレで

 

世界恐慌。

 

物の値段がどんどん上がっていて

 

うちのお店で扱っている手織りのパシュミナや

ウール製品は全体に25%も値段が上がっていました。

 

それ聞いた時、そして、それを見た時

 

その値上がりがあまりにすごいので

 

頭ガーンと殴られたようなショックがありました。

 

ババのおじさんはよく知ってる心の友なので

随分サービスしてくれるんだけど

 

それでも、世界のインフレと

日本の円安のダブルパンチは大きい。

 

円安ってどういうことかっていうと

 

今まで110円で買えてたものが135円に

なっちゃったって感じ。

 

というわけで、旅の疲れもあって

ババの店の中で一瞬、気を失いそうになってました。

 

ミントのお茶にいっぱいお砂糖入れたの持って来てくれて

それ飲んだらちょっと落ち着いた。

 

 

手織りとか、パシュミナ素材とか、

高級ウールとかにこだわらなければ

安いものも実はあるんです。

 

でもでも、ミントティーを飲みながら

考えた。

 

安いもの買って、安く売って・・

 

それはうちのお店には絶対ありえない。

 

少しくらい値上がりしても、本物が手に入る間は

 

私が本物を伝えなかったら誰が伝える?

 

心の友ババのおじさんは

インドカシミールで代々パシュミナを作っている

織元です。彼の元には何百人という

職人さんがいて、丁寧な手仕事をしているのです。

 

ちゃんと伝えたい、本物を日本に運びたい。

 

というわけで、今回はあんまり沢山買えなかったんだけど

いつものように良いもの買って帰りました。

 

 

 

ええと〜、今回のドバイでは

 

8年前に知り合ったドバイタクシーの兄ちゃんに

久しぶりに再会しました。

 

その話もあるんだけど、

長くなるので次にします。

 

 

 

 

 

1月21日から4日間ドバイに行って来ました。


 

 

このエミレーツ航空の直行便で12時間。パリに行くより短いけど

それでも長いよね。でもエミレーツ航空はなかなか快適。

夜の10時半に成田を出てドバイ到着は朝5時半。

 

 

 

ドバイ空港は朝の5時半という早朝なのに、すごい活気。

 

 

到着が朝早いので、今回は思い切ってその足で

ドバイから80km離れたラスアルハイマというところに

行って来ました。

 

海と山が見えるいいところです。

 

 

ここはヨーロッパの人々、ドイツ、イタリア、ロシアなどの

国から観光客が海辺のバカンスを過ごす場所でもあります。

 

image

 

1月でも気温は25℃くらい。今は過ごしやすい季節です。

これが夏になると50℃くらいになって

砂の上を素足で歩くことができない暑さ、

現地の人がいうに、車のボンネットで目玉焼きが出来る、

という暑さになります。

 

たくさんの観光客が来てました。

 

 

ヨーロッパの人々は年齢や体型に関係なく

みなさんビキニ。

 

こういうところへ来ると自由な気持ちになります。

 

 

 

 

 

このアラブ風の建物が気に入って

ドバイに来ると足を伸ばしてくる場所で

 

今回で4回目になります。山の向こうの奥の方に

温泉もある面白い場所です。

 

 

 

 

 

 

この場所が好きなのは、もう一つ。

 

日本人に絶対会わないこと。ドバイでもそれほど

日本の人に会うことはないけれど、

ここまで来ると日本のことが忘れられます。

 

と思ってたら、今回は、なんとなんと

中国からの観光客がここにたくさん来てました。

びっくり。

 

この海辺に2日ほどいて、ドバイに戻りました。

 

ドバイでの話はこの次に。