6月30日はNational Centre of ScienceでHuman Resourcesに関する講義があった。


6月16日のluncheonでお会いしたアメリカ人教授に招かれたわたしだったが、建物が立派なので、最初、面食らった。なにしろ、デパートのない街に住んでいるので。


講師はアメリカミネソタの大学から来日したアメリカ人男女の教授で、皆さん、コンビニのお茶や水、お菓子を持ち込んで、夕食代わりに口にしながらのat homeな集まりとなった。

わたしは、紫陽花の名前のこんぺいとうを持参して、喜ばれた。


アメリカの状態とアジアの状態を比較した講義だった。

会社で、怒りを感じたり、不満をもっていてもそれをどういう風に解消していいのかわからない時、この日のような論理的な説明を聞いておくと解決法が示唆されているように感じたし、解決できなくても相手のことが理解でき、深い敵意にいくまでに怒りを静められるのかも、と思った。


M&Aの後、特にアジアの国で、トラブルが個人的なものになりやすい。


海外では、会社や仕事での意見の相違は、その後、個人の問題やトラブルにはならない。


という研究がOHPで詳しく説明された。


これにはうなずけた。わたしが日本の会社で、いや、外資系の会社でも同様だった。勤務は、日本人が圧倒的に多いか、日本人化したガイジンばかりだったから、わたしは浮いてしまったもの。


もう1人、アメリカ人女性で、以前、日本の会社で、敵意やトラブルが日常的にあまりにも多いので、今は香港に移ってコーチングの仕事に携わっている人が、彼女の経験を述べた。


講師の1人は女性だったが、

「海外で、学位をとって日本に帰国した人の直面する問題点」にまで広げた話は、興味深かった。


わたしもこの後、自分の意見を述べた。会社をやめ、local townにひっこんだ理由を延べたが、その後、

「静かな落ち着いた古都で暮らすことだけでは、満足ができなくなってきて、月に数回都会にやってきて忙しい人たちと交際したり、on-lineで仕事をしたり、少し変えている」と付け加えた。香港に今は住む女性がおおいに賛同してくれた。


2時間半の講義プラスQ&Aだったが、最後は背負っている文化が違う人間同士の間での繊細さが必要だろう、という結論になった。


まあ、相手も思いやることは、よほど高度なintelligenceの持ち主同士でないとできない。今のわたしは、同じ程度のintelligenceを持つ人とだけとの付き合いしか興味がなくなっている。持ち時間のことを考えて、言いがかりとつけたり、長い説明のいる人には近づかないようにしている。会社を辞めている人間の特権なのかも。


わたしを招待してくださった女性教授は、行きたい講義やpartyには連絡をしてちょうだい、と後日連絡をくださった。


今まで敬遠してきたアメリカだか、親切で寛大な彼女のおかげで、わたしの社交も彩りが豊かになりそうだ。