今日は一日お休みだ。
料理、洗い物はけっこうすすんでやるのだが、いちばん苦手は掃除である。
掃除が幸運を呼び込む、と聞いたことがあるが、幸運など今は口にするのも恐れ多い状態である。
本格的な掃除をしない人間なので、掃除機でとりきれないほこりや、窓ガラスの汚れなど、今日は徹底的にとりかかることにした。
まず,ざっと掃除機をかけた。
書斎と言われている部屋はいまや猫の寝室に取って代わって、わたしは1階にパソコンを抱えて移動している。猫の毛がガラス窓にもソファにもついているから、それをきれいにして、ガラス窓も濡らした新聞紙でこすって、乾かないうちにまた乾いた新聞紙と雑巾で丹念に洗った。
手が届かない。椅子に乗ったが、まだ届かないので、窓際のテーブルに恐る恐る乗って、思い切り手をのはして、やっと何とかなりそうだ。
それから、新しいカーテンをかけ、満足して見回すと、捨てていもいいフロッピーやら書き損じた紙やらコピー用紙やらがどっさりで、それを片っ端からゴミ袋に入れると、なんと3つの袋になった。
寝室も、掃除機をかけたあと、押入れを開けてみると、パリで買ってきたが、チャンスがなくて使っていなかったバッグが何個もある。
赤と黄色の大きいボタンがついている明るいグリーンのバッグは、ハイキングに行くとき、サンドイッチを入れよう、とこれは、一目ぼれで、Bon Marcheで買ったなあ、
と思うと心が痛んだが、角がこすれている。えいっとゴミ袋に押し込んだ。
サシャのバッグはケリーバッグ風で、下半分がfake furだ。これもゴミ袋いきだ。
数年使っていないバッグはもう全てゴミ袋にいれた。
金色のエナメルのバッグは、カビがついてしまった。partyでつかったなあ、と思い出が浮かんできた。
可愛くて粋なのだが、やはり古びてしまっているから似合わないのだ。
泣く泣く捨てることに決定。
おしゃれ関係のゴミ袋2つ。
靴はシャルルジョルダンやらピネからまだ健在だからおいておく。
金色のバッグとおそろいの金色の靴が出てきた。こんなのはいていたんだ。
駅まで徒歩で20分近いので、普段は、シャルルジョルダンどころではない。いつもスニーカーでうろちょろしているからpartyのときくらいしかヒールのある靴ははけない。
いつまで靴箱に並んでいるのだろう。永遠だったりして・・・。
2時間掃除をするとさすがに疲れた。
物が少なくなった部屋は気のせいかわたしにほほえんでいるように感じる。さわやかな風が吹いているようだ。
幸運がとんでくるのももうすぐかしら、とカフェをいれて一口すすったら、電話。
good news !
早速幸運がとんできたようだ。
来週はお隣さんにミシンのかけ方を教えてもらって、テーブルクロスを作ったりしてみようかしらん。
creativeな才能が突然目覚めたりして。
あのエデイットピアフだって、編み物ばかりしていたではないか。
〔おしゃれ工房〕の本を買いに行かなくっちゃ。
今はNYに駐在している元生徒は、おしゃれ工房の本でわたしはexpertになった、と豪語していた。
ガーゼも130メートルプレゼントしてもらったことだし、天蓋つきのベッド用にふわふわおくのもいいかもしれない。と、夢は広がる。
凝り性のわたしはとまらなくなるのが少し怖い。