今日の午後は、新しい生徒のfirst lesson.だった。
最初の電話は2週間ほど前だったか、数日たって現れた女性は、10年の経験があるベテラン客室乗務員だった。やや緊張した感じだが、ハスキーで、気持ちのいい声で
英語を勉強する理由をさばさばした調子で説明してくれた。
何年英語を学んできてもなめらかに話せない。仕事にさしつかえる(ように思う)、
年齢的に指導する立場になり、ますます責任が重くなるので、なんとかしたい、という
のだ。
で、今日が初めてのレッスンとなったのだが、英語の実力的には、確かに中級程度ではあるが、英語で会話はできる。
それに、学ぶ点において、全く問題が見つからないのだ。たとえば、発音が決定的に悪いとか(=耳が悪い)、記憶力が悪いとか、集中力に欠ける、とかなんの欠陥もない。集中力はかなりある。こんな人が今まで語学を学んできて、モノにならない?不思議だ。本来ならもっとうまくなっていていいのに。
初級、中級の部分的に忘れかけている基礎文法力を固めて、上級へもっていきながら、ニュアンスのある言葉を話せるようにすること、storiesをたくさん読ませて、海外の人たちの上質な(!)sense of humourや生活習慣を学ばせることは彼女に有効だと思う。まあ、ほかの生徒とたいしてちがわないのだけれど。日本人が語学を習得する際の問題点は共通することは多い。
文法力に問題ある日本人は多い。
ホテルや、旅行関係者、外交官など、日々英語を使う職業の人たちの強みは習ったものを毎日の仕事に生かせるということだ。
たまにしか話すチャンスがないと、だんだん意欲がおちてくる。
生徒のひとりのだった学者だが、学会が終了すると、当分の間、レッスンを継続するのがむずかしい。
今までも、何人か客室従業員の生徒が現れたが、わたしは彼女たちがけっこう好きだ。うちに習いに来る彼女たちは、派手でも、みえっぱりでもなく、パラソルをさして、鎌倉駅からとことこ歩いてくる。どんな遠いところからでもどんなに前の夜遅いフライトでも、時間どうりにちゃんと現れる。継続するし、安心して計画どうりにレッスンを進めることができるのだ。
彼女たちは、また、健康的で、変な劣等感がないせいか、素直に育ってきている。
親のしつけが厳しくて、5才くらいの頃から、トイレ掃除の責任係だったり、ペットにしわとりを飼っていて、毎朝お散歩していらっしゃい、と庭に出した、とかお稽古事、たとえば、ピアノを習って、20年だとか、話していても飽きないのだ。自分をおさえることも知っているし、正直言って、男性にとってpartnerとしては、上等の部類ではないだろうか
新しい生徒が入ると、これからの勉強方法とか、あれこれの計画をたてるのが楽しい。
そして、大体計画どうりに力がつくのは教える側にとって嬉しいことだ。。
今日の生徒は、復習と、普通に宿題もしてくれば、飛躍的に伸びるだろう。