2回目は気になるこれ。
【外商経由で2-3年待ちで購入】
ここに登場するのは外商の担当者ですよ、お店の担当さんではありません。
そもそもなんなの、担当さんという呼び方、、、売上に貢献したらその方がご自分の担当になって優遇してくれることを指すのでしょうが、なんか、慣れた風な呼称にしては歴史のない単語だと思います。
外商の〇〇さん、が王道だと私は思っています。
外商、今はずいぶん幅が広がったと聞きます。伊勢丹だと丹青会に行ける人は外商カード持ってるのかな、私はずいぶん前から外商に興味を失っているので正直なところわかりません。
外商といえば、祖父母が商売をしていた関係で経由してお買い物していました。
覚えているのは、お店に行くと、担当者がお買い物に付いてまわります、そして買ったものは持ち帰らず、当日の夕方や夜までに自宅に届けてもらえます。車で行った時のみ、持ち帰りますと言えば、車まで運んでもらえるか、パーキングの荷物ピックアップの場所に移動しておいてもらえます。駐車場は列に並びません、別の入口から優先的に入れますor電話しておくとヴァレットパーキングで対応してもらえます。(していただけます、と最近のブログでは言い回しそう、ですがあえて、してもらえます、が本来の言い方と思います)外商の担当者が一緒にいると、化粧品ひとつでも、めちゃくちゃサンプルもらえます。「ご旅行とかこれからの季節多ございますでしょう!今年はもうご予定お決まりですか?」とかフレンドリーに言いながら。これは私ではなく長い付き合いの祖父母に対してでしたが。
で、たとえばエルメスのバーキンが欲しいと伝えると、「売場行ってみましょう」と言ってアテンドしてもらえます。で、お店の人にこそこそっと「お鞄お探しなんだけど今何かある?」と聞いてくれます。ある場合は個室にご案内(これは争奪戦が開始される以前から)。ない場合は「やはり今、店頭にはないようで、後日お探ししますね」が定番の回答。で、このあたりで最近入荷したものを紹介されます。春先だったら夏のビーチサンダルや大判タオル、バスローブや新作の香水、ストローハット、etc etc。外商の方とはお付き合いが長いので、その方の売上貢献という意味でも買います、買うのですよ!少なくとも祖父母は私と連れ立って行ったとき、「〇〇ちゃん、これいいじゃない、使うでしょ、素敵ねえ」とか言い訳?しながら買ってました(爆
外商の方はとにかくソツがない、そして恐るべし記憶力。ちょっと会話の中で口にした好みや予定は全て完璧に記憶されます、すごいのこれが。品よく押しが強いというか、とにかく外商の方に案内されるといつもの倍は買ってしまう(満足度も高く)、このあたりが素晴らしい外商マジックと感じていました。親しげに会話するのも外商の方のテクニック。だけどものすごく礼儀正しい、接客のプロ中のプロです。ちなみに祖父母の好きだった百貨店では「お帳場」と呼ばれていました。←わかる人はわかる
で、後日、希望のバッグが来るのか?
はい、貢献度によって、高い確率で「お待たせしていた〇〇ですがようやく入りましたので来週あたり持っていきますよ、ご都合いつがよろしいですか、お店でお待ちしてもいいですよ」と後日連絡がきます。エルメスにオーダーができていたずいぶん前は(東京プリンスの地下にエルメスショップがあった頃)だいたい2ヶ月ぐらい。今でもたぶん、外商の長いお客さまには半年ぐらいで届けられるかなと思います。外商歴浅いけど活発な購買意欲があり、見た目麗しいご家庭でさえ今は1-2年ぐらい待つと聞いてます。世界的に品不足ですし、外商の方に頼む人多いから!!
人間関係で成り立っているから、転売はしない。でも昨今はちょっと違うみたいで、年間に億を超えるお買い物をする方の中には転売しちゃう方がいるみたいです。富裕層の人格や思考回路は人によって(業種によって)極端ですからね👿
こうやって書いてみると、外商の担当者>ショップスタッフ ということがお分かりいただけるかと思います。エルメスショップの担当さん、という言い回しを聞くと、エルメスだけで通用するプチ外商、と変換している私です。トータル購入額も違うしね。外商は、お着物やお中元お歳暮、弔事慶事の引出物やらお返し、なんならお写真の手配までぜーんぶ用意されてます。生活丸ごと面倒みてもらう、みたいな印象。祖父母は野菜果物まで届けてもらってましたっけ。