生きているといろいろなことがある。
私はとにかく試練が多い人生を
生まれた時からずっと歩んできたような気がする。
まさに殺伐とした人生である。
そもそも、子どもの頃から
私は生まれたくなかった…と思っていた。
子どもの頃の写真は1枚もなく、
大事にされた記憶もなく、
学校に通っても
働くようになっても、
私の周りには
真心のない人がたくさんいた。
親切なふりをして裏切る人や
搾取するような人たちだ。
私は特異な体質で、
人の本性を見抜くことができた。
他人の嫌なところや悪意や本心を
すぐに感じとることができるのだ。
それでも、
信じたいと思っていたし、
どこかで
すべての人には
生まれながらに
良心があると思っていたのだ。
しかし、
今思えばそれは間違いだった。
良心とか、
真心…というのは、
生まれながらにもっているものではなく、
誠実な心…というのも、
生まれながらに備わっているものではない。
それは、
紆余曲折な、
苦難にみちた人生を生きているとしても、
その苦難に心を支配されない、
その苦難に屈してはならない、
そういう丈夫でたくましい気持ちで
あり続けることができた人だけが
もっているのが
真心…なのだ。
この真心が備わっている人は
この世界中を探したとしても、
そう簡単には探せない。
なぜなら、
この真心を持っている人と出会える確率は
非常に少ないからだ。
真心を備えた人に出会えたとき、
人はほんとうの幸せを感じることができるのだ。
それは大切な宝である。
この広い広い世界では
人生の苦難に屈してしまう人が多い、
他者の思惑に流されて、
ラクなほうに進んでしまう人が多い。
だから、
真心のある人と出会うことは
宝であり、人生の喜びである。
出会うだけではなく、
これを読んでいるあなたが、
あなた自身が真心のある人になって
いただきたいと私は願っている。
