3月も半ばになりました。
今週〜来週くらいに卒業式を行う学校が多いようですね
門出や出会いの春は、
その前にお別れの季節でもありますね
春と言っても少し前、立春の頃の出来事ですが、
我が家でも一つの『お別れ』がありました。
代々続く古い家には有りがちなことかも知れませんが、我が家には謂われのわからない仏像などの目鼻の付いた物がいくつもあって、神様扱いしていたり、していなかったり、
よくわからないけど鎮座させている木像や素焼の像がありました。
数年前、家の催事を受け継ぐ者として、
古くてよくわからないそれらを処分して良いものか否か迷い、また、御霊が入っているのかどうか知りたくて、
その当時、親しくしていた霊能者である友人に霊視してもらいました。
6体の大黒様にも、お馬さんにも、お不動さんにも、それぞれ異質の存在が入り込んでいて、神様や仏様らしく振る舞って、それなりに家や家族を守ろうとしている…と言われました
それならば下手に処分してしまうわけにもいがないので、そのままお祀りしていたのですが…
その友人との付き合いがなくなって久しくなった頃、別の視える方から、
「TOMOさんの自宅は異次元の存在が沢山いて、悪く言うとお化け屋敷だよ」と言われました
庭に屋敷稲荷をお祀りしている祠があって、大勢の狐たちがいるし、
半世紀前に家の脇に流れていた小川が埋め立てられて道路になり、行き場が無くなった河童がうちの敷地に居ることも聞いていたし、
小網神社の弁天様のところから眷属の白ヘビさんが来てくれているし、
その他いろいろな存在が居ることは、私も認識していました。
我が家が妖怪ランドであることは自覚していたのだけれど、
べつに悪い存在というわけではなくて人畜無害なので、私は全く気にしていなかったのですが
…そうか、見方によっては楽しい妖怪ランドも雑多なお化け屋敷なんだ…と、その時は思いました。
それから月日は流れ、去年辺りから、
私自身が今の環境としっくりこない?というか、今一つついてないなぁなんでかなぁ?…と感じたり、
そろそろ来るべき相続に備えて、家の中の物質的なものと神仏の扱い、視えない存在のことををきちんと整理したいと考えていたとき、
妖怪の郷の遠野に縁がある方から、
「妖怪たちを、そろそろ在るべきところに帰らせてあげてはどうか?」とアドバイスされました。
その時から、私は木像や素焼の像に入って健気に神様を演じている存在たちに、
「今まで我が家を見守ってくれてありがとうございました。
人間の都合ですが、依代は2023年の節分を過ぎたら処分致します。
妖怪の里にご縁を繋いで頂いたので、この機会にお引越しされてください。
決して、皆様を追い出すつもりはありません。
もしも、この土地に居続けたい方は、どうぞこの場所に居てください。
但し、依代は処分しますので出て下さい。
どうぞよろしくお願いします。」
と、1〜2ヶ月の間、毎日語りかけました。
やがて、なんとなく…ですが、皆さん依代から出られたなぁ…と感じ、節分を過ぎたある日、
一晩だけお酒をお供えしてお別れを言い、塩で清めてから、彼らをまとめて行政の決まりに従って処分しました。
私は神職でもないし、視えるタイプの霊能者でもないですが、異次元の存在達を尊重して思いを伝え、説得して、心を込めてお見送りしました。
彼らとお別れしてから、
今、受講しているサードアイ活性講座の武藤真美先生 に、見送った木像たちの写真を霊視して頂いたところ、
「ちゃんと御霊が抜けていますね」
と、お墨付きを頂きました。
良かった
ちゃんと御霊を抜いて片付けることが出来た
あとでよく考えたら、
形代(人形など)に何かの意識が入っているかどうか、御霊が抜けたかどうかの判断は、
量子場を観察する技術で判るので、私でも出来るじゃない!?
「何となく…」の感や霊視もいいけれど、私なりに確認する方法はあると気づきました。
つい、霊能者の力や僧侶によるお祓いなどに頼りたくなってしまうけれど、
人形やぬいぐるみなどの目鼻の付いた物を処分することは、自分でも出来るのだとわかって、
これから親の家を引き継ぐのが精神的に(少し)楽になりました
遺品整理も、これなら重荷になりません。
子供が小さいころに可愛がっていて、今は仕舞い込んだまま使われなくなったお人形やぬいぐるみとか…捨てるには忍びない物も、この方法でお見送りしていこうかな。
物に対しても、視えないさんたちに対しても、
感謝と敬意をを込めて、きれいにお別れしていこう
武藤先生が、この一件のことを記事にして下さいました