庭の木を伐採・抜根するにあたって、特に大きな木の意識たちと会話したときの話です。

前回のお話しはこちら↓

http://ameblo.jp/madame-otome/entry-12026117165.html


庭の中で一番大きな木で、樹齢も相当の年数であろう銀杏と話をしたあと、井戸のすぐ横にある、やや細くて弱々しい渋柿の木の方へ注目が移りました春の木


木の話を聞いてくれるのはアニマルコミュニケーターの芳野木蓮さん です。

*芳野さんは動物との会話をするのがお仕事です。


「この柿の木が一番エネルギーが強い・・・。」と、芳野さん。

「この庭、結界が張ってありますね。そして、この柿の木が結界を保つのを助けている。」


え~っと・・・あせる

すっかり忘れていました!あちゃ


20年ほど前、私がこの家に嫁に来た当時、病床に臥していた主人のお爺さんの財産をめぐって、一部の親族が醜い争いを繰り広げていました。

欲望露にお金や土地をくれ!!むかっと、毎日迫ってくる人達を見て、まだ若かった私は怖くて恐くて、とにかく家族と住む場所を私なりに守りたいと思いました。

その頃、十代の頃から親しくしていた占い師で白魔術師のサリィ先生(ハツキノヒメ先生)に相談し、土地に結界を張るためにプログラミングした水晶をもらい受け、密かに土地の中心と四隅に埋めたのでした。


結界を張った張本人である私でさえ忘れていたことを、芳野さんから指摘されてビックリしました!えっ


その渋柿の木は、外から結界が破られないよう守り、土地に自分のエネルギーを分け与え続けていたそうです。

その身体(幹)は細く、木肌は荒く、捻れるように低く伸び、枝も畝ねるような形です。

実の数も毎年ほんの少しだけでした。

土地にエネルギーを渡しているから、大きくはなれずに、自分を保つために力を振り絞るような形で今まで頑張っていてくれたのです涙


目立つことなく、最も重要な役割を果たしてくれていた渋柿の木。

そんな大事な木さえ、私たちは切り倒すことになります。

それさえも、木は受け入れてくれました。


この木のために私が出来ること・・・何か無いかな?


そうだ!ひらめき電球

守りの力の強いその木の枝を少し頂いて、クリスタルと組み合わせてマジカルワンドを作ろうビックリマーク

魔法のステッキワンド作りなんてやったことがないけど汗


この土地で最も重要な役目を果たしていたこの木の存在を忘れないように。

根が地面から切り離されても、

その姿が小さな道具として形を変えても、

木自身の本質が生き続けるように、エネルギーが最大限活かされるように、

マジカルワンドを作って残すというのはどうでしょう?


私の提案に、木は「そんなふうに、自分の存在を残してもらえたら嬉しいな音譜と言いました。

渋柿の木は、この土地に新しく設けられる私の仕事場で使用するワンドになることに決まりました。


後日、主人と枝を選び、私が保管する分を切らせてもらいました。



そして、

母屋の近くに、もう一本柿の木があります夏の木

こちらはとても大きな木で、すぐ下にある風呂場と物置の屋根を覆うような大木です。

毎年、小ぶりだけど甘い実を沢山つける柿の木です。


秋が深まり、葉が落ち始めたころ、主人は屋根や木に登って柿の実が付いた枝を切り、

木の下では私や(幼かった)娘が落ないようにキャッチして、集めた実付きの枝を、おばあちゃんが丁寧に拭き上げて、箱詰め・袋詰めにして、親戚や近所に配ったり、一部を無人販売所で売ったりしました柿


そんな柿の木は「自分は幸せをみんなに振り撒くことをしていた。」と言います。

豊かな実りを周囲に分け与えるのが自分の役目だったと。

「最後に自分の行いを人間に知ってもらうことが出来て嬉しいキラキラ

柿の木はそう言いました。


「何人もの子供たちを見送ってきた・・・しょぼん

子供というのは、この家で生まれ育ったかつての子供たちのことのようです。

何代も前の子供たち。

成長して巣立った子もいれば、病気や災難で亡くなった子供もいて、そのことを言っているようです。


子供を大切に・・・♡


子供というのは私の娘ですか?

『子供』という全ての存在ですか?


自分の子も他人の子も全て・・・ということのようです。


もしかしたら、この木だけは残せるのではないか?と、決定が先延ばしになっていたのですが、期待虚しくこの木も切ることが決まりました。

そのときの言葉「高いところから、できるだけ遠くまで見渡して覚えておこう・・・・」


なんと潔く、深い愛に溢れた存在なのでしょうほろり


縁ある多くの人に、豊かさを振り撒く幸せの木・・・キラキラ

その実を頂くことはもう出来なくなるけれど、その枝を少しだけ分けてもらい、後々何かの木工細工に使えるように、渋柿の枝と同様、大切に保管させて貰うことにしました。


この柿の木については、まだその後の展開がありますが、それはまたいつか。



つづく