先日、フランスに滞在中のKさんから、レンヌの絵葉書が届きました
近頃は、ほとんどの連絡方法がメールで、写真もメール送信が多いから、便利だけれども、物理的距離感や時間差などをあまり感じずにいます。
手紙のやり取りもなくなったし、家のポストに入るのはダイレクトメールや請求書など、味気ないものばかり
でも、久しぶりに外国からの絵葉書を頂いて、心がポッと温かくなりました。
このカードは、現地でKさんが選んでくれて、フランスのあの黄色いポストに投函されて、飛行機に乗って運ばれて…何日かかけてようやく日本の私のところに届いたんだなぁと思うと、心がほっこりと温かくなりました
Kさんの気持ちと現地の空気を纏って、このカードがいろんな人の手で大事に運ばれて来たんだと思うと、同じメッセージでも、メールよりもずっと味わいがあり、素敵なプレゼントを頂いた気分
Kさんは、私が以前に通っていたフランス語講座のお仲間です。
レンヌで暮らしている娘さんが、1ヶ月ほど前に二人目のお子さんを出産されたので、お孫さんたちに会いに、今回もKさん一人でフランスへ行かれました
旅行会社を頼らずに、一人で飛行機に乗って、鉄道を乗り継いで、遥々フランスの家族に会いに行くKさん。
娘さんの家族とコミュニケーションをとるために、いつも懸命にフランス語を勉強しています。
ご自分の才能をいかしたお仕事を続けられて、家族の世話もしっかりしながら、さらに、趣味や勉強を楽しんでおられる、心豊かで素敵なマダムです。
今は、私もKさんも別の講座に移ってしまったので、なかなかお会いすることができませんが、こうしてお便りをくださったり、たまにですが、他のフランス語仲間と一緒に集まるときに、Kさんもいらしてフランスのいろんなお話をしてくださるので、とても楽しみにしています。
私ももう少し歳を重ねたら、Kさんみたいな素敵なマダムになれるといいなぁと思います。