今、身の回りに起きている様々な問題の多くは、その原因が自分に(も)あります。
良いことも悪いことも全て、自分が作り出した結果と言っても過言ではありません。

自分を取り巻く環境や、関わった人とその言動によって多大な影響を受け、利益も不利益も被っているのは事実ですが、その影響を及ぼしたと思われる『自分の外側』を操作しているのは、そもそも自分自身であることを意識している人は少ないのではないでしょうか。
多少はそういうこともあるかも汗…と思ってはいても、普段は“外からの刺激に反応(対応)して動いている自分”しか意識しないのが一般的なようです。


恋人が、友達が、配偶者が、子供が…

常識的ではない行動をとる。
思いやりがないプンプン

愛がないハートブレイク

変わった人むっ

人格に問題があるのか?
もしかして生まれつきハンディがある?

心の病?…などなど、

容易に理解し難い他者の言動に根本的な原因があり、自分のせいだとは思えない。
自分は広い心で相手を理解しようと努めている。
自分にとっての正義・常識(自分の枠)から外れる相手を、正常とは思えない。
きっと、世間的にもそうだと思う。だって、私は標準的(正常)だから…。


人間関係のトラブル、子供の登校拒否、いじめの被害・加害、配偶者との不和など、
似たような問題が繰り返し起きたり長く続くとき、自分の外にばかり原因を求めていると、その問題が解決する糸口に出会うことが出来ないかもしれません。

何故なら、そのときの自分の思考は固定してしまっていて、それは答えのない(かもしれない)ところに留まって答えを求め続ける行為に等しいからです。


ときには発想の転換が必要ですひらめき電球

自分の枠を一度外してみましょう。
自分にとっての常識や正義は、その他大勢のそれではないかもしれません。

常識なんて、時代や地域などによって異なっているものです。
正常とはどこからどこまでなのかは、一部の事柄においての基準はあっても、世の中の多くの物事では曖昧です。
そういう意味では100%正常な人はいないのです。
皆それぞれ、程度の差こそあれ異常な部分(それを障害と呼ぶか否かは個人の判断です)は持っています。

そういう観点に一度立ち返って、もう一度対象となる物事を見直して見ましょう。
すると、まったく違う答えが見えてきたり、新しい一面を発見するかもしれません。


良いことが起きているときは、そのまま流れに乗って深く考えなくてもスムーズに物事が進んでいくけれど、いざ悪いことにぶつかったとき、苦しみから逃れたいがために解決を急ぐあまり、相手に焦点を当てすぎて、自分の思考が固まってしまいがちです。


行き詰ったとき、相手をフォーカスするのを中止して、自分について考えてみましょう。
そのときに大事なことは、自分の枠(価値観)を一旦横に置くことです。


自分の外(他人や環境)に影響を与える言動…その元となるのが思考です。
出発点を自分として考えて、自分のどのような思考(思い癖)が相手に影響を与えたのか、先ずはそこから考えるようにすると、意外にも問題の原点が自分にあることに気付く場合があるのです。


それはとても嫌なことかもしれませんガーン
できれば蓋をしておきたい、見たくない、他人には知られたくない部分かもしれません。

でも、そこを解決しておかないと相手(他人)や環境が変化しないことを、そろそろ知ってもいい頃なのではないでしょうか?
あなたが外見や実年齢だけではなく、精神的にも大人として、人生を円滑に生きていきたいのなら虹


自分の心の奥を覗くことは、誰でも勇気が要ります。
一人では辛くて見つめること、立ち向かうことができない人もいるでしょう。
そういうとき、身近に寄り添って見守ってくれる人、手助けしてくれる人が居るのなら、お願いしてみてもいいかもしれません。

あるいは、身近な人だからこそ見られたくない、知られたくないと思うのなら、
そういうときには話を聴くプロに頼るという方法もあります。

あなたが自分に向き合う姿を温かく見守ってくれる器量のある人に頼ることは、ちっとも恥かしいことではありません。

但し、最初の一歩だけは、あなたの勇気が必要ですクローバー


あなたが変わると、あなたの周りの人の反応も変わります。
あなたが成長すると、あなたの周りの人も成長します。
環境も変わり、出会う人、物が変わるでしょう。
それは、あなた自身の力によるものなのです。
あなたは素晴らしい存在なのですよキラキラ