先日、38歳のママ友に、「ほうれい線ってどうしてるんですか?」って聞かれた46歳の私です。
どうもできていないからこそのこの体たらくなわけですけども
で、そのママ友が実際のところどうかといえば、まだまだツルピカです。
でも、ちょっとわかるその気持ち。
38歳あたりって、幻のほうれい線が色濃く見え始める時期なんだよな、多分。
私もその頃、今振り返ればまだまだツルピカな口元にほうれい線がくっきり見えて。
気になりすぎて美容部員さんに相談したけど、結局、
「ほうれい線、ないんですけどね・・・」
って困惑されるだけで終わるって言うことがありました。
37歳まではまだ、「厚かましい」と言われてもめげずにグイグイスペース広げていけば「若い女性」枠に入っていける気がするんだけど、38歳になると途端に「あ、無理だ」の線を越える。
その頃、歳上の友達に、
「38歳から45歳くらいまではもうほぼ同じ。同じ括りだぞ。」
って言われて、「いやそんなわけないでしょ」って思ってたんだけど、通り過ぎて振り返れば確かに同じ。
38歳から45歳はほぼ同じ、全員まとめて中年前期。
いや、わかるよ。
特に30代の皆さんがおっしゃるだろう、「45と一緒にするな」という圧。
確かに、42歳あたりまでは、まだ綺麗。
皺も目立たないし、明らかな老いもない。
42歳の一線を越えると、大方の人は一気に老いが進むので、42歳もまた一つの一線ではあるのだけれど。
だけど、その差はあれど、やっぱり38を超えた肌というのはなんというか、若いとは違う何かを帯び始めているのだよねぇ。
そういう、見えないスタート地点が、38歳あたりにはあると、私は思う。
きっとそれを敏感に察知したからこそ、クダンのママ友も幻のほうれい線が気になって仕方ないのだと思うのだけど。
でも、確かにもうぴちぴちじゃないけど、十分に綺麗。
(中年の中では一番)まだまだ若くて美しい!
ということを、最後の1行の()を除いて伝えました。
一方、中年前期のゴールテープを切って、中年中期あたりに突入した私ですよ。
タレントの千秋さんが、45歳で玉手箱が開くように一気に老ける、といつぞや語っていたのをみたのだけど、ほんとそれ。
急激に、もう、ごまかしは一切きかない、歴とした「若くない女性」になりました。
輪郭がぼやけて、髪のコシがなくなり、首が痩せて、ほうれい線がすっと口角を横切って。
悲しくもあるけど、清々しくもあります。
もうここまできたらこの道で、最善を尽くすばかりですよ。
ここから先は、周囲の先輩方を見ても、雰囲気というかオーラ勝負なんじゃないかと思う。
落ち着き、思慮深さ、胆力、そういうものを感じさせるオーラを纏っている方はどれほど皺が深くてもやっぱり素敵なのですよねぇ。
そして、自分を卑下するでもなく、線を引くでもなく、上の年齢の方とも、下の年齢の方とも自然体で接すること。
落ち着き、思慮深さ、胆力。
・・・
全部ないけどね・・・