うちの夫は、子どもが生まれてから本当に変わった!

って言う人、います?



毒な一言から始まってしまった…。

いやね、うちのオットは結婚前から子どもが大好きで甥っ子姪っ子なんてほんと可愛がってたし、
今だってもちろん娘たちを溺愛してる。
でも、娘たちが生まれる前と後で何か変わったかと言えば、変わってない。

じっと観察してみると、いや、正直それほど観察しなくてもわかるんだけど、
基本は自分ファースト。

例えば、子どもが退屈してる状態に手を打たず、携帯を見てるかテレビを見てる。
もちろん子供と遊ぶ時もあるけどそれは自分の気が乗った時で、子どもが必要としてる時に自分を奮い立たせることはしてない。
例えば、子どもが何かぐずった時、『じゃあ○○してあげない!』という、腹いせみたいなことを言う。
例えば、子供と遊ぶ時、『遊んであげるよー』という上から発言をする。

↑だけ見ると酷い人みたいだけど、子どもと遊ぶモードの時はきちんと遊ぶし、本当に子供は好き。


子どもが好きなうちのオットでも、子どもが生まれたから何か変わるってことがないのか、
子どもが好きなうちのオットだからこそ、子どもが生まれだから何か変わるってことがないのか、
どっちだろ?


母性と父性の違いなのか、私とオットの性格の違いなのか…。


私は自他共に認める子ども嫌いだけど、娘たちのことは本当に大切に思っている。
溺愛、とは多分違う。大切。
個人として、幸せであってほしいと思うし、良き時間を経て大人になってほしいと思ってる。

このスイッチは多分、子どもが生まれたと同時に入ったと思う。

だから、娘たちの前で『疲れた』とは言いたくないし、『うるさい』とも言いたくないし、退屈をテレビで誤魔化すより何か別の方向でご提案したい。
必要な連絡を除き、子どもが何かおしゃべりしているときや、こっちを見ているときは、テレビや携帯は見ない。
何かを禁じたり、何かをご褒美にするときは、一貫していたいと思う。
実際にはブレブレだけど、そこは都度反省して改善してやっていく、その努力は惜しみたくない。

とはいえ、天邪鬼で気まぐれで気難しいことでお馴染みの私なので、娘たち相手につい不機嫌が顔を出すこともしばしば。
それでも、たとえ毎日でも慣れることなく反省して今日より明日、そして10年後には今より良い母、安定した人間になっているために、その努力は惜しみたくない。

それはなぜと言って、娘たちが大切な人間で、私はただ、濁りのない気持ちで、その幸せを守りたいし、まだ自分で選択できない彼女たちを助けたいと思ってるから。
やりたいと言うことはやらせてあげたいし、やりたいと言ってないけどやって欲しいこともなんとなく気持ちよくやっちゃうように誘導して、とにかく気持ちよく幼少期を過ごしてほしい。
だってね、子供ってびっくりするくらい不機嫌と無縁。
朝起きて夜寝るまで、基本はずっとご機嫌。
それを、大人の都合で濁すなんてしたくない。



自分ファーストなオットと、一応子どもファーストな私。
どっちもブレブレな私たち。

子育てって、思ってたより、曖昧で脆くて危うい。
と、この頃思う。

でも、子供って、思ってたよりずっと強くて賢くて、ちゃんと自分で育っていく。

って、20年後に書きたい。切実に。