「小公女セーラ」を最初っから最後まで、みました!!歯ぁくいしばって
子供の頃以来でした。
随分、記憶にあったものと違ってました。
思ったより………
ひどかった……
ミンチン先生……
鬼畜やった
セーラ、知らん人いてるかな?
そらいてるよな。
自分の物差しではかったらいかん…
あらすじを追いながら、感想を書いていきますね。
セーラは大金持ちのお家の子。
お父さんの仕事の都合で、ずっとインドで暮らしてましたが、教育のため、ロンドンの寄宿学校、ミンチン女学院へやってきます。多分10歳くらいの頃…
院長は、多額の寄付をしてくれる、セーラの父の機嫌を損ねまいと、セーラを特別扱いします。
(他の子は大部屋なのに、なんと!セーラだけ二間続きのスイートルーム)
ある日、父の訃報が舞い込みます。
父が全財産つぎ込んだ、ダイヤモンド鉱山がクズ鉱山で、父は熱病で亡くなったと。
突然、一文無しのみなしごになってしまったセーラ……
に………
なんとミンチン先生は、
怒鳴りつけた
「お前のせいで、とんだ大損だ!出て行け!」
と。
うそやん
とんだ人で無しやん
普通そこは、可哀想なセーラをなぐさめるとこやろ……私やったら、どないして慰めたらいいんかわからなくて、オロオロするわ……
で、追い出しかけてんけど、フランス語の先生が、「追い出したら、人に何を言われるかわかりませんよ」と諭し、セーラを置くことにします………
セーラはね、めちゃくちゃ賢い子なんです。
お母さんがフランス人なので、フランス語ペラペラなセーラは、小さい子たちに「フランス語を教えます」と申し出るんだけど、
ミンチン先生は
「とんでもない!お前は台所仕事をするんです!」
と、なんともサディスティックな答え
ずっと特別扱いされて、髪も自分でとかしたことのないセーラに……
台所仕事
でもね、セーラ、すごい子なんです
台所仕事、がんばるの
こき使われても、いびられても、食事もしょっちゅう抜かれるけど……
毎日ボロボロになって、倒れるような毎日なんだけど………
心は錦なの
そんな辛くて苦しい毎日が、30話くらい続くから、観る方も苦行ですよね。たまにいいこともあるけど、辛いことの方が多すぎる……
そして……
結局、お父さんの鉱山は、ボロ鉱山ではなく、ダイヤモンドが出るようになるんですよ。
その共同経営をしていた、お父さんの親友がセーラを探し当て、セーラを養女にし、セーラは前よりも金持ちになる……
めでたしめでたし………
という話です。
ホントに、最後の3話くらいやね。
胸がスカッとする話は。
「次回、ミンチン先生の後悔。お楽しみに」
と言われたときの…………
楽しみだったことと言ったら
ふぁ〜〜お
た〜〜のしみ〜〜
共同経営者が現れたときの、ミンチン先生の憔悴ぶりは、本当に見ものでした
一気に20ほど年取った感じが、上手く描かれていてね
はっはっは〜〜!!!
後悔するがいいわ〜〜!!!
しかし………
これほどまでに憔悴するということは、ミンチン先生は自分のしたことを、ちゃんとわかってたということなんやな……
そしてね、後で妹のアメリア先生に責められるんですけど、その言葉が的を射ていた。
「お姉様には、あの子は賢すぎたのよ。」
そうやんな〜〜
そういうことやんな〜〜
最初っから、実はミンチン先生はセーラが嫌いだったんですよ。
自分とは相入れない、良い性格。
自分よりも遥かにできる、フランス語。
自分にはない、美貌。お金。
全てを兼ね備えているセーラを、最初から疎んじていた節はありました。そして持て余していた。
だからこそ、いじめていじめていじめ抜いていたんですよね。そんな自分を打ち消すかのように……
最後、全てを許して、セーラは学院へ戻ります。多額な寄付金を携えて………
なんでそうなるねん
私は全く納得いきませんが…………
まぁでも、学院にはセーラを慕う子たちがいた。その子たちは、セーラの苦境を心から悲しみ、何とか力になろうとしてくれてました。
その子たちを置いていくのは、いかにも可哀想………
それに、このままセーラが去れば、ミンチン女学院はこれまでの悪行が公になり、潰れていたでしょう。
そのようなことは、セーラの本意ではなかった。
「目には目を!!」
ではなく、
「右の頬を叩かれたら、左の頬を差し出しなさい」なのです。ちょっとちゃうか。
ミンチンの野郎は、以前にも増して、セーラに取り入っていましたよ。
ケッけったくそ悪いな
性根入れ替えて、ちったぁマシな性格になればいいんですけどね。
というわけで、またもや児童文学を真剣に楽しんだまるこなのでした。
世界名作劇場が好きすぎてすみません。
なんやろう???
わかりやすいからかな??
シンプルだから??
胸打たれるものがあります
セーラ、なかなかの苦行でしたが、観てよかったです
次は、「母をたずねて三千里」だ