本日、片付けをしていて
まさかの再会!


『やだァ、マダム!こんな所にいたの!?』

このマダム、失礼ながら
処分したと思っておりました。
でも時々思い出しては、
処分しなければ良かったなぁ…と
後悔しておりました。

これを買ったのは
2006年3月のイギリス旅行の時で、
旅行中買った物の中で
一番のお気に入り、“めっけもん”でした。
だって、どこから見ても
ブルー音符HAPPYピンク音符
しか感じない!
ならばどうして処分を?
それは吊り下げるリボンが切れてしまい
直すのが難しそうだったし、
直せても形状的にうまく飾るのが難しいから。
そして、断捨離の時だったから。
でも、残してあったなんて、私もやるなあ爆笑
もう1体、アメリカで買った
“場末のbarのシンガーみたいなマダム”は、
本当に処分したみたいだけど。










当時42歳の私、
「年を取ったら
このマダムみたいになっていたい」
とマジで思っていました笑
さあ…
なれているかな?
なれてないな汗

このマダムとの再会が3月28日なことに、
特別なものを感じます。
何故ならイギリス旅行へ発ったのが
3月28日でしたから。
そして翌日29日が12回目の誕生日な娘は、
その日を空の上で迎えました。

探したらありました、
その時の写真が。

ニューヨークのテロの影響で
色々な制限がある中、
CAの皆さんがこんなケーキを作って
お祝いして下さいました。
物凄くピンぼけで恥ずかしいですがあせる


あの時のCAの皆さんのお心遣い、
忘れられません泣ハート

が、この思い出とセットの
もう1つの思い出があります。
それはTくん。

Tくん、成田空港のゲートから
気になっていました。
時折航空会社職員が話し掛けているものの、
少年はどう見ても独りでした。
そして機内でもやはり独りで、
今にも泣きそうな顔をしていました。
だから思い切って彼の隣の席に行き
話し掛けてみると、
咳を切ったように話し始める彼。
どうやらシングルマザーの
彼の母の再婚が決まり、
それを機に彼はイギリスの全寮制の学校に
入ることになったようです。
年を訊くと、娘と同じく
小学校を卒業したばかりの12歳。
親の付き添いもなく
単身イギリスへと向かう彼は、
不安で不安でたまらない上に、
名前を訊いても「分からない」と言い、
「僕のいる場所はないんだ」と。

彼を放っておけなくなった私は、
ヒースロー空港に迎えに来ているらしい
彼が入る学校の職員の元へ
「私が連れて行きます!」
と、CAさんに申し出ました。
今の時代ではありえないけれど、
ではお願いします、ということになり、
私は短い時間ではあるものの、
“2人の12歳”の保護者に。
その短い時間に、少しでもTくんから
不安を取り除こうと努めました。

そして学校職員との対面。
めっちゃ意地悪そうに見えたw
聞けばヒースロー空港から寮まで
車で2時間掛かるとか。
親と離れ、自分の苗字もはっきりせず、
勿論英語を話せず、
そして何より自分の意志ではなく
イギリスの全寮制の学校に向かうTくん。
その後1年位文通をしましたが、
Tくんは今、どうしているかな。
きっとたくましくなっているだろうな。


ヒースロー空港で、Tくんと娘。
娘、既に157cm汗
Tくん、今は何センチかな。