昨日は珍しく何も用事がなかったので、

洗濯を済ませて何をしようか考える。

 

湯河原に行く?小梅堂のきび餅を買いに。

でもそういえば東名高速道路は

集中工事をやっていて、

つい最近、ひどい目に遭ったばかり。

ということで湯河原行は却下。

じゃあ、何か映画でも観る?

調べたら、

宮沢りえさんが出ている映画があったので、

迷わずネットでチケットを購入。

「月」という映画で、

以前の作品「紙の月」を思い出して、

宮沢りえさんは「月」にご縁が?なんて

くだらないことを思う。

 

上映しているのは渋谷のユーロスペース。

道玄坂のラブホ街にある映画館。


初めて訪れたけど、

実は娘が大学生時代に

ここで受付のアルバイトをしていた。

でもここは、

TOHOシネマズなどとは

ちょっと毛色が違う映画を扱っているから、

娘がいる間に結局行く機会がなかった。

少なくとも6年は経ってから、

母、娘のバイト先を訪れる笑

 

そして映画「月」。



私が知っている俳優さんは、

宮沢りえさん以外に

オダギリジョーさん、二階堂ふみさん、

高畑淳子さんなどなど。

失礼ながら顔と名前が一致していなかった

磯村優斗さんは

(「ヤクザと家族」も「今日から俺は!!」も

観たのに💦)、

この作品では宮沢りえさんと並んで

主演といっても良い演技と役どころだった。

 

話が進んでいくにつれて、

ストーリーを知らず、

そして知ろうともせず、

ただ出演者だけで観ることを決めたことを

後悔し始める。

あ、それは変な意味ではなくて、

覚悟を持って観に行けば良かった、

という意味。

実に心がえぐられる、

訴えることが多い作品だった。


うすっぺらい一言で言うならば、

怖い映画。

 だって内容は、

今でも忘れられない、

相模原の障害者施設「やまゆりえん」の惨劇が

題材だから。

あの事件を題材にした辺見庸の小説「月」を、

石井裕也監督が映画にしたもので、

映画の終盤は場内からすすり泣く声が

結構聞こえてきた。


それにしても高畑淳子さんは本当に凄い。

たった数秒の絶叫だけで、

私も涙をこぼしそうになった。


エンドロールには、

以前娘が勤めていた会社の名と

元上司の名前があった。

そういえば娘も何作か、

エンドロールに名前が出たっけなあ。

素敵な空間でアルバイトをして、

素晴らしい会社に就職したんだね、

と思ったら、ちょっとホロッとしてしまった。

本当はもっと勤務したかったよね。


あぁー、

それにしても凄い内容だった。

つい最近

韓国ドラマの「VOICE」全話を観て

鍛えられていたから

まだ良かったかも知れない。

にしても、

やっぱり映画は映画館で観るのが良いですね。