人工股関節置換手術(左のみ)を、7月25日に受ける予定です。それまでの時間を活かして、症状の経過や主治医とのやり、診療内容、そして日々気持ちや思ったことを記しておこうと思います。
先日のブログ(こちら)に書いた、「PRP再生医療」。
痛みから解放されるならば…と決心した自費診療ですが、実は会計の時にハプニングが…。
PRP用の血液を採った日のこと。
血液採取を終え、主治医と次回予約のことを話して、いつものように会計窓口へ計算書を提出。
「今日の支払いは156000円。支払いは勿論クレジットカードで」と思いながら、モニターに自分の受付番号が表示されるのを待ちます。
そしていざ会計。
ちなみに会計は、自動精算機で行います。
精算機に自分の会計受付番号のバーコードを読み取らせ、少しして「請求金額」として表示された金額は…
15600円。
「え?」
数字の桁をゆっくりと確認。
「え?ひとケタ少ない」
目の前に表示されている金額は、
15万6000円 ではなくて、
1万5600円 。
「うーん…全額一括支払いみたいなことを先生は言ってなかったっけ?」
さあ、どうしよう、どうしよう?
会計窓口に言いに行った方が良い?
でももしかしたら次回、採取した血液を注射する時に残金精算かも知れないし、
沢山の人が後ろに並んでいるし・・・。
きっと一瞬のことだったと思うけれど、その時の自分は、ずいぶんといろいろと考えたつもり、な気分。
結局、「後からでも支払えるし」と、その日は15600円を支払って帰宅しました。
さあ、それから葛藤?いや、迷い?が始まります。
「会計(計算)ミス?」
「いや、やっぱり次回に残金精算?」
「今、病院に電話して言うべき?」
「でももし黙っていたら、ひとケタ少ない金額でPRPを受けられるこになるのかも?」
善と悪の戦いみたいな(笑)
友人のみならず、マッサージの人やドッグスクールの先生、美容師さんにまで聞きました、「あなたならどうする?」と。
いやいや、これが実に面白く、それは間違いなく会計ミス、というのは全員一致の見解。
が、でもじゃあどうする?は、「申告する」と「そのまま黙っている」に分かれて、比率はほぼ半々でした。
『そのまま黙っている派』が言うには・・・
・間違えたのはそっちでしょ
・医者の懐が痛むわけじゃない、大きい病院なんだから大丈夫
・神様からのプレゼントに違いない
・病院が言って来たら払う
などでした。
でも私自身、ヒトに意見を求めながらも、実は自分の答えは出ていたようで。
PRPの効果は人それぞれで、痛みが消える人もいれば消えない人もいる。
もしも自分に効果がみられなかったら、きっと私は「あの時ちゃんと払わなかったからだ」と思う。
だからすぐに連絡しなきゃ。
ちなみに『申告する派』の人が思うことは、ほとんどの人が私と同じでした。
数日後、病院の会計窓口に電話しました。
こっちは全然悪くないのに、何だか「自首」みたいな気分で。
それはきっと会計当日に言わなかったからかな。
そしてやはり計算ミスと判明。
「次回いらした際に会計窓口までお越し下さい」
「15600円を現金でお返しするので、改めて156000円のお支払いをお願いします」
勿論、「ご連絡ありがとうございました」と最初に言われたけれど、
もうちょっと、「ありがとうございます!助かりました~」的な何かが伝わって来ても良かったんじゃないかと思う対応でした。
こうなるとやはり人間は、「やっぱり黙っておけば良かったかなあ」と思うのでは?(笑)
とまあ、こんなハプニングがあっての「PRP再生医療」。
血液を採った日からぴったり3週間後に、自分の血小板を股関節に打ってもらいました。
「これが◯◯さんのPRP(血小板)」と、レポートと共に主治医が見せてくれたのは、小さなガラスの瓶に入った、赤い粉末。とても不思議な気分でした。
さあ、効果はいかに