訪問ありがとうございますニコニコ

 

日本の真ん中あたりの地方都市

 

その外れの山と茶畑に囲まれて

 

のんきな田舎暮らしの晩婚夫婦です。

 

普段はのんびりダラダラのぐうたら主婦。

 

ちょっとした日々のことや過去のこと、

 

時々、義実家の愚痴なんかも書いています。

 

 

こんにちは。

ふくこでございます真顔

 

昨日のブログでちょこっと書いた、『給料をごまかす』人のこと、思い出したので書いてみたいと思います。

 

ふくこが以前働いていた会社は、ふくこが中途入社して2年後に別会社に吸収合併され、会社名から給与体系、勤務上必要なシステムも全てが変更になりました。

ちょうどその時期にふくこは転勤となり、とある事業所で様々な管理業務を行っていたのですが・・・。

そこにはふくこよりも1年早く入社した同世代の男性社員がおりまして。

仮に、ミーさんとしておきましょう。

 

このミーさん、見た目はまあかっこいい。取引先や関係会社の女性社員さんたちにはファンも多かったはず。

彼は既に結婚しており、お子さんも2人。奥さまのお腹には第3子もいました。

 

さて、自分が所属する会社が変わる。

それはとてつもない変更事項があり、本社からの指示があるとはいえ、その業務のほとんどを担わねばならないふくこは毎日残業しながら、しかも見知らぬ土地に転勤してきたばかりでかなりめまぐるしい日々を過ごしていました。

 

ただこの混乱に乗じて、ミーさんは自身の給与のごまかしを始めていたのです。

 

ふくこが転勤して、そして会社が完全に変わってから2~3ヶ月した頃、上司に誘われて飲みに行くことになりました。

男性上司と先輩社員の男性とふくこの3人で、近所の居酒屋で飲んでいたときのこと。

 

「それにしても、ふくこさんは来たばかりなのに大変だったよね。お陰で助かったよ~。」

と、褒められていい気分になったふくこ。

お酒が入ったこともあり、調子に乗って

「でも、全然協力してくれない人もいて困りましたよ~。自分の都合ばかり押しつけてきて嫌な思いもしちゃいましたし。」

なんて、上司に非協力的な社員をチクったりしてたのですが。

 

「でも、ミーさんは部署が違うのに色々と一緒に調べてくれたりして助かりました。いい人ですね~。」

 

ミーさんはシステムの変更に伴う処理を行っているときも一緒に新しいマニュアルを見てくれたり、システム部に問い合わせをしてくれたりしてすごく助かっていたので、この機会に上司にいい印象を伝えてあげようと言ったのですが。

 

そしたら、上司と先輩は顔を見合わせ

「そりゃあ、ミーさんはこの機会に頑張ったよね~。いくら自分の小遣いを増やすためとはいえ、あそこまでは出来ないよ。」

なんて言いながら笑い出したのです。

 

自分の小遣いを増やすため?

自分の担当業務以外を手伝ったからって、小遣いが増えることなんてあるのでしょうか・・・。

 

気になってどういうことか聞いてみましたが

「ふくこさんがミーさんのこと軽蔑したら困るからなあ。まあ・・・そのうち分かるよ~。」

なんてごまかされてしまいました。

 

後に分かったのですが、ミーさんは会社が変わったことを期に、給与をごまかし始めていたのでした。

まず、会社が変わったことにより、給与体系が変わったのですが自分の給与が「減額された」とウソをつきました。

都合が良いことに、今までは給与明細は本社から事業所に送られて来る封書入りの物から、会社のPCから自分で印刷するものに変わりました。

 

ミーさんは給与口座をこっそり別の口座へと変え、給料日の朝イチにそこから偽りの額を奥さまが管理する口座へ会社名で振り込むことで、差額を小遣いにしていたのだそうです。

 

ミーさんいわく、子どもにお金がかかるからとお小遣いを減らされてしまったから、その分だけ、ちょっとだけしか中抜きしていないよ~ってことでしたが。

 

ドン引きしたのは、次の賞与の時のことでした。

ふくこの会社は夏は業績賞与と通常賞与の2回に分けて支給されていたのですが、毎回業績賞与は「出ないかもしれないよ。」と言われてもらう賞与でした。

一度たりとも業績賞与が出なかったことはありませんでしたが、年によってはかなり少ないこともあって。

 

ミーさんはその「業績賞与」を、まるっと「出なかったこと」にしてしまいました。

趣味の古着なんかをネットで購入しては事業所で受け取っていたので、一緒に働く人たちにはバレバレでしたし、特に結婚している女性陣からはブーイングの嵐でした。

 

みんな「絶対浮気してるでしょムキー」とお怒りモードでしたが、ミーさん本人はどこ吹く風でした。

 

一度だけ、休日の関係で給与振り込み日がずれたのをすっかり忘れてしまい、奥さまから電話がかかってきてしまって大慌てしたことがありました。

「給与振り込み遅延のお詫び」文書を偽造してくれと頭を下げられましたが、ふくこは真っ正面から目を見てお断りしました。

どうやってごまかしたのか・・・。

(会社の文書に押印する会社印はふくこ管理でした。)

 

その後、ふくこは転勤となり、ミーさんもしばらくしてから地元に家を買うからと退職してしまいましたので、詳しいことは分かりませんが、数年前にFACEBOOKの友だち申請が来たので投稿を見たところ、今でも家族仲良く暮しているようですので・・・・バレることがなかったのか、奥さんが許してくれたのか・・・。

 

ちなみに、ミーさん曰くこの給与ごまかしは、別の事業所の人がやってて教わったって言ってたので、他にもこんなことする人がいるのかとゾッとした思い出でございます。

 

それでは、今日はこのへんで・・・・