前日に引き続き2日目の病院です。


造影剤を点滴で入れながらCTを撮るとの事で、造影剤を使用した場合の副作用を説明してもらいました。

吐き気、めまい、頭痛などなど。

また、造影剤を入れた瞬間に身体がとても熱く感じる事が多いと聞きました。

(これは周りの知人からも聞いていたのでドキドキでした!)


いざ。


とその前に血圧を測ってもらうと


「血圧高いね〜。これじゃCT撮れないので血圧下げるお薬飲んでからにしましょう」とナースさん。


正直昨日から平常心ではいられてませんし、お恥ずかしい話し、私、病院とか注射とか大の苦手でして。

いつも健康診断等の採血時にはリクライニングチェアやベッドを使わせてもらったり、歯科で麻酔を打つ時には歯科助手さんに手を握ってもらったりするほどビビりなんです。笑

そりゃぁ血圧も高くなるはずです。

(そんなこんなで発見が遅れたんですよね)


薬も効いてくれて今度こそ、いざ。


心配していた造影剤の影響での身体が熱くなる症状も出ず、なんだったら全くなんの副作用もなく無事にCTを撮り終えることができました。


結果が出るまでまた長らく診察室の前で待ちます。


1時間ほど待ち、ようやく診察室へ。


画像を見ながらドクターが話してくれました。


「昨日話した通り8センチ強の腫瘍があります。大きくなってしまった腫瘍が食道と気管を押し潰してますね。これは縦隔(じゅうかく)という場所になるので、ひとまず縦隔腫瘍。そしてお腹にも腫瘍のような影が見えるんですよね。んー。膵臓あたりのこれですね」


「なるほどー。それでこんなにも食事が通らないんですね!これは悪いものですか?膵臓のあたりの腫瘍ってことは膵臓がんの可能性もあるってことですか?」


と、かなり平静を装い質問しました。


「まだ分からないので胃カメラをしましょう。明日来れますか?」


「はい。お願いします。ありがとうございました」

と、また明るく挨拶して診察室のドアを閉めました。


えっ。昨日の今日で、そして明日は胃カメラ⁉︎

食道と気管に腫瘍⁉︎そして膵臓にもあやしい影が⁉︎


ちょうど夫から心配してLINEが届いていたので


「腫瘍が食道と気管を潰してるみたい。あとお腹?膵臓?にも影が見えるみたい。ごめんね」


と返信。


その後もLINEの通知が何度か鳴っていたものの、夫からのLINEを読んだら涙が出てしまいそうだったので安全運転のためにもしばらく未読無視しました。


あぁ。私、きっともうダメだよね。

あとどれくらい残されてるんだろう?

心なしかお医者さんが慌ててるように見えたな。

てことはすぐに死んじゃうのかな。

高3の娘と小6の息子の卒業式には参列できるのかな?入学式は?(この日は1/16です)

高1の息子の試合も応援に行きたいし、まだ子供たにに伝えたいこともたくさんあるのに!

もっともっと一緒に成長していきたかった!

どうしよう。まず何から始めたらいいんだろう⁉︎

とにかくたくさんの愛と感謝を伝えたい!


色んなことをぐるぐると考えました。

ぐるぐるぐるぐる。考えすぎてフラフラするほど。


そして帰るなり、部屋にいた娘を呼びました。


「もう大学生になるからそろそろ料理も覚えようね♪」


と一緒にキッチンに立って夕飯を作りました。


慌てて色々詰め込みすぎたようで


「ママちょっと待って!一気に言われてもそんなたくさん覚えられないよ〜」


と笑う娘。


「だよね〜!」


と笑い返す私。


でもママ、残されてる時間が少ないかもしれないんだ。だからたくさんママの料理覚えてほしいの。


なんて言えるわけがなく。


「また明日も一緒に料理しようよ♪」


娘とキッチンで過ごす時間はとてもやわらかな空気が流れていました。


幸せだなぁ。


つづきはまた。

読んでくださりありがとうございました♡