息子の転院後、

初めて

主治医の先生と面談してきました。

これは必要な外出です。



先生は若かったけど、

さすが、

しっかりされてました。

息子が「自分を病気を認めたくない」と思っている、と

見抜いてはりました。

また、

「電車の旅の話をしたときに、いい顔をされました。

好きなことがあることはいいですね」

と言われました。



後の人が待っているので、

時間に制限はありましたが、

今日のところは充分でした。

障害者手帳の取得と

いろいろな検査を行うことになりました。



面会は禁止なのですが、

息子にも

短時間だけ会わせてもらえました。



息子は、

病院に少し慣れたようでしたが

やはり

暗い、きつい目をしていました。



穏やかな安らかな目には

いつになるのでしょうか。



そして

私は改めて

今はまだ

息子と二人で家で暮らすことは

怖くて嫌だ

と思いました。



以前のような生活は

もうごめんです。

気を遣って張りつめて

薄氷の上を歩くような緊張の日々。



苛ついても

ムカついても

物が壊されても

暴言を吐かれても

お金の無駄遣いにも

我慢して我慢して

明るい気持ちになろうにもなれない日々。



私、よく頑張ってたと思います。



あの時は

あれが日常だったので

麻痺してたと思います。



今、穏やかな自由な日常を手に入れて

あの日々は異常だったと思います。



私だけでなく

息子もきっと、めちゃくちゃ頑張ってました。

自分だけ違う世界にいるみたいになりながら

ほんとにめちゃくちゃ辛くて苦しかったと思います。



2人とも、頑張ってました…





…もう、頑張れません。










…息子とは

新しい関係を創れたらいいな、と思います。



私の理想は

それぞれが外で仕事したり楽しんだりして

家に帰ってきたときに

それを笑ったり励ましあったりできるような

そんな関係です。

思いやりはあるけど干渉はしない

そんな家族がいいな、と思います。



そんな理想が叶うかわかりませんが

いつ、近づけるかわかりませんが

今はまだ

先のことは見えませんが



ほんとは

私が「そうする」と

決めたらいいだけなのだろうな

と思います。





(そうっすよ、かあちゃん)