「今年1番美しいねぎま」と言って下さったお客様がいた。

とても嬉しい。

「ねぎま」は焼鳥の顔だ。

「やきとり」と言ったら「ねぎま」の事を指す居酒屋さんも有ったりする。

しかしまぁ、「ねぎま」の無い焼鳥屋さんも沢山ある。

鶏肉とネギの火入れは違う！と言う方もいらっしゃるし、単にネギを挟むと冷凍出来ないからかもしれない。

でも、それでも「ねぎま」は焼鳥屋の顔だ。

「ねぎま」を打つ時に気にしていること。

鶏皮をグルッと肉に巻き付けて打っているわけですが、どの位置に串を打ち込むのか、とても大切です。

ここに打つのと。

ここに打つのとでは、全く違う仕上がりになります。

皮がネギと接着する面を少しでも減らしてあげた方がパリッと焼ける面積は増えます。

パリっと焼ける面積が増えると言うより、ネギと接して隠れている面はどうしても火が入っても「グニ」っとした食感です。その食感はなるべく減らしたいのです。

でも皮の本当に端っこを打つと、火が入った時に、肉は縦に盛り上がり、皮は焼けば縮むので皮が串から外れて空中分解してしまうのです。

その外れてしまった皮を巻き直す事は縮んでしまったために出来ません。

だから美味しい「ねぎま」を打つ為にはどれだけキワっキワを攻められるかが重要です。営業中に「ねぎま」を焼いてて皮が外れまくったら、仕事になりません。でも、なるべく美味しいの召し上がって頂きたい！！

多分、皆さんは「ねぎま」を召し上がっていて、そんな事を考えた事も無いと思ったので書いてみました。

当たり前です。考える必要、無いものですね。

さて。

「ねぎま」の会をやろうと思っています。

普段働くお店では有りません。

12月16日。日曜日。

中学の時の同級生、中澤マサシの営む埼玉県新越谷のお店「米やじゅんの助二合」にて。

先付け、刺し盛り、「ねぎま」６串、ねぎま汁(ネギとマグロね)、こんな感じで。

中澤マサシと相談中です。

いろんな「ねぎま」を召し上がって頂きたい。

僕の溢れんばかりの「ねぎま愛」は遂に県を跨ぎます。
乞うご期待です！

髪の色、変だよ。

そうだよ。

変だよ。

ねぎまの会in新越谷