とりあえず、踵に刺さりっぱなしのワイングラスの欠片がめっちゃ痛いのである。

ピクプール！！と訳もなく叫びたくなる痛さである。

それと。昨日のチャリティーワイン会で１人だけお金を貰いそびれた方がいるようである。参加者の顔を思い浮かべても確実に悪気のある方はいらっしゃらないので、こちらの完全なるミスである。

最初に頂いた人も居れば、途中や後で徴収したりした人もいたり、マイちゃんが貰ったり、ボスが貰ったり、あやふやになってしまったのだ。

流石に「慈善事業だから無料ですよね？」と思って来ているわけがないので。

まぁ。仕方がないと思いつつも自分も参加者として会費を支払っているマイちゃんの事を考えると、本当にごめんなさいって感じです。ぶん投げちゃってごめんね。

まぁ。

それはさておき。

今日はいろんな人の優しさに触れた。

自転車が壊れてしまったので、歩いて本店へスープを取りに行ったのだが、その帰り道に雨が降ってきた。

傘など持っていない自分は濡れながら目の前の信号が青になるのを待っていた。

そうしたら、ひょいと自分の頭の上に傘がかぶさった。

誰だろ？

確実に知り合いだと思って横を見た。

驚いた。

全く知らないお婆ちゃんだったのだ。

僕より顔２つ分ぐらい背の低いお婆ちゃんが腕を伸ばして僕に傘を差してくれたのだ。

綺麗な顔のお婆ちゃんだった。

静かに微笑むお婆ちゃんに僕は照れてしまった。

「あっ、近いんで！大丈夫です！」

と言った気がする。

有難うございますと言えていなかったかもしれない。

ただ。

とても心が温まった。

いや。キュン死しそうになった。

チャリティーとか、応援とか。

愛には敵わないな。

愛は全てを包み込む。

そんな事を思いました。

有難うお婆ちゃん。

そんな日に手紙が届きました。

新宿の麺屋翔の大橋さんからです。

わざわざ何だろう。「味玉無料券」とか入ってたら面白いんだけど。

なんてふざけた気持ちも半分ありつつ。

なんだか怖いなぁという気持ちもありつつ。

封を切って中の手紙を読んで、森さんと一緒にじんわり。こういうの泣いちゃいますね。嬉しいですね。

内容には触れませんが、なんだかSNSやメールで済ます事の多い時代。手書きの文字、ただそれだけでグッと来てしまいます。

この気持ちを大橋さんへお返しするのにLINEではダメだよなと思い。

伝書鳩を仕込んでおります。

とりあえず大江戸線に乗れるぐらいのスキルを身につけさせます。

愛だろ、愛。