Damian Hamada’s Creatures(以下D.H.C.)の第V大聖典にして、

第二期D.H.C.第二章、もといフルメンバーが揃って初の大聖典となります。

 

例によって作詞・作曲はダミアン浜田陛下によって早いうちから行われ、魔歴24(2022)年12月にはデモが完成していたとのこと。

ギターとベースはそれぞれ宅録で行い、ドラムは重低音重視のチューニングで

ベースにしてもてらちんこと寺沢巧一とは全く違う音を奏でるリリス一ノ瀬と言うことで

本当の意味でのバンド活動が始まるときが来たと言えるでしょう。

 

楽曲はおなじみのダミアン節であり、壮大な魔界ファンタジーの世界観が語られます。

当然「速い曲から始まる」といったヘヴィメタルの様式美を色濃く受け継ぐ作品でもあります。

本作のテーマは「罪と罰」ということですが、インタビューによると元世仮の職業が教員だった陛下らしい説教を交えた内容となっているとのこと。

 

陛下の嗜好がよくわかる”Gates Of Hell”はもちろんレインボーの名曲"Gates Of Babylon(バビロンの城門)"のオマージュですが、7曲で35分という収録時間も現代のアルバムとしては曲数が少なく、まるでレインボーの"RISING"を連想させます。(本作に"Stargazer"のような大作はありませんが)