タイトルの通り、戦後から1970年に開催された大阪万博、

そして2025年に開催される万博へ向けた大阪の歴史を万博を中心に叙述した一冊です。

 

2025年大阪万博とは何か、万博と共に本当に大阪は発展してきたと言えるのか。

そして今やEXPO'70の象徴とも言える太陽の塔が文化財指定され、国宝、そして世界遺産に登録される日は来るのか。

 

ともあれ、万博と大阪の戦後史をまとめた一冊としては興味深い内容でした。

それにしても、本書は2018年に洋泉社から刊行された『1970年大阪万博の時代を歩く』を改題の上加筆修正し2020年に刊行されたものです。

元の書籍の版元である洋泉社の合併により絶版状態になったとはいえ、かなり短いスパンで加筆修正版が刊行されたのも、2025年大阪万博の開催が現実となったためでしょうか?