個人的に2021年はどんな年だったのか、1年を振り返ってみましょう。

 

『逃げ上手の若君』週刊少年ジャンプで連載開始

なんといっても2021年最大のニュースはこれです。

日本史上でも説明が難しい南北朝時代を教科書でも1行しか登場しない北条時行を主人公にした漫画を

週刊少年ジャンプという王道の少年誌で連載しようというのですから、とても驚きましたし、

中世史の沼の住人のどよめきも相当なものでした。

 

LOUDNESS40周年、鈴木”あんぱん”政行復活

日本のメタルシーンを切り開いたといっても過言ではないバンド、ラウドネスが結成&デビュー40周年を迎え、

初の2枚組となるオリジナルアルバム"SUNBURST~我武者羅~"を発売しました。

またドラマー鈴木政行が脳梗塞から復活を果たしました。

 

ANTHEM35周年ツアーを敢行

コロナの影響で延期となったデビュー35周年ツアーが無事行われました。

企画盤は数枚発売されていますが、来年こそアンセムのオリジナルアルバムの発売に期待したいところです。

Damian Hamada's Creatures 第3大聖典『魔界美術館』発売

聖飢魔Ⅱ創始者である大魔王・ダミアン浜田陛下が永い沈黙を破り6名の改臓人間を率いてメジャーデビューを果たして1年。

すべての楽曲が聖飢魔Ⅱの地球征服前に作曲された第3大聖典『魔界美術館』が発布されました。

さらにコロナ禍(最大のデウスの妨害)により長らく行われなかったファーストライヴも無事に終了。

第4、第5大聖典の完成も待たれるところです。

 

人間椅子『苦楽』発売&『踊る一寸法師』再販

コロナ禍で思うように活動できないのはどのバンドも同じですが、人間椅子はその中でも新作を発売してきました。

さらに、以前から徳間ジャパンが権利を保有していたと思われる名作『踊る一寸法師』が再販されました。

ゲイリー・ムーア、没後10年で未発表曲が発売。

過去の映像作品が再販されることなく没後10年が経ったゲイリー・ムーア。

まさかの未発表曲が発表され、ヤング・ギターでも表紙&巻頭特集を飾りました。

ユニバーサルミュージック、入手困難盤復活第3弾で

樋口宗孝プロデュースのトリビュートシリーズやD.T.Rのオリジナルアルバム2枚を再販。

ユニバーサルミュージックはHR/HMの過去の隠れた名盤の再販に力を入れており、

第3弾として日本に焦点を合わせてきました。

その中でラウドネスのオリジナルメンバー編成復活に大きな影響を与えたと思われる樋口宗孝プロデュースのトリビュートシリーズや

わずか2枚のアルバムで活動を終えてしまった沢田泰司率いるバンド・D.T.Rのアルバム、

青木秀一・ルーク篁・沢田泰司・宮脇"JOE"知史によるKINGSのアルバムが再販されたのは大変驚きました。

(このシリーズは当時のマスターで発売されるので既に持っていたアルバムを購入することはありませんが)

 

一方で多数のヒット曲やゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの作曲で知られるすぎやまこういちや

村上ポンタ秀一 ”手数王”こと菅沼孝三といった日本を代表するドラマーが亡くなった年でもありました。

 

来年は鎌倉幕府2代目執権・北条義時を主人公にした大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や

『平家物語』のアニメが地上波で放送されます。

『逃げ若』や『新九郎、奔る!』もいよいよ主人公が人生の山場を迎える時期に突入します。

 

2020年にスタートした『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のアニメも最終章に入ります。

あと1クールで収めようとすれば相当展開が速くなると思いますが、2クール使うのでしょうか?

現在Vジャンプで連載中のスピンオフ『勇者アバンと獄炎の魔王』も結果がわかっていても楽しみなマンガです。

 

残る気がかりは陰陽座の復活への道のりです。

20周年ツアーを中断したまま解散という最悪の事態はもう考えにくいとしても、

未だ活動再開のめどは見えていません。

リーダー瞬火の思想を考えても時期尚早という判断だと思いますが、この時期でしかできない雷舞もできないものでしょうか?