歌手・三浦祐太朗が音楽活動10周年を記念して母・山口百恵が歌った楽曲をカヴァーした
8曲入りアルバム。
収録された8曲は当然代表曲ばかりですが、
フルアルバムに10曲以上入っているのが当たり前の現代では
物足りなさを感じる人もいることでしょう。
(もっとも、本人のディスコグラフィーを見ると8曲以上がフルアルバムの扱いですが)
また親子とはいえ歌い手の性別の違いはいかんともしがたく、
『秋桜』のような母を残して嫁ぐ娘の視点で歌われた曲には若干の違和感があります。
それに加えて時代の壁を超えるためかアレンジを相当変えている印象です。
(元々ロックバンドをやっていたこともあってかロックになっている曲もあれば、
スローになっている曲もあります)
オリコン週間チャート7位や第59回日本音楽大賞企画賞を受賞など、
「往年の名曲を歌い継ぐ」という本作の目的は十分に達成されているのではないでしょうか?
(普段聴かない楽曲をなんとなくで聴いてみたという人もここにいます)
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