hideの急逝により、アルバム"Ja,Zoo"に収録されなかった2曲のうちの一曲が『子 ギャル』です。
この曲についてはメロディも歌詞も完成していたものの、ヴォーカルの録音が行われていなかった(正確には仮歌しか録っていなかった)ために「幻の曲」となってしまいました。

ところが、現代のコンピューター技術の進歩はすさまじく、YAMAHAが開発した音楽ソフト「ボーカロイド」の技術を応用し、未公開の「つなぎの音を」技術も駆使し多結果、hideが歌っているかのような自然な(少し不自然な個所はありますが)発声を実現させたのです。


ヤマハ公式の動画「ボーカロイドの使い方」。
基本的な操作方法の説明ということもあって、あまり凝ったことはしていません。
一音一音が途切れているため、かなりカクカクした発声をしています。


この動画の反応からもお分かりいただける通り、恐ろしいまでに自然な音のつなぎをしています。技術の発達は人間を必要としなくなるのでしょうか?

もっとも、リズムマシンもそうですがサンプルとなる声は人間が発声したもの。
元となるデータを提供する人間がいなければ、どれだけ凄い技術でも無意味になるのです。

hide生誕50年を記念して発売されたアルバムには、遂に日の目を見た『子ギャル』に、今までリリースされたシングル曲をリマスターして収録したシングルコレクション的なものになっており、初回盤には『子ギャル』のデモ音源も収録されています。

DVDのMV集と化しているうえに、pop jamに出演した時の映像も収録されており、これまた貴重な映像が目白押し。

子 ギャル(初回限定盤)(DVD付)/hide

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12/13日のhide Birthday Party 2014 -50th Anniversary- 特別生中継で、横須賀サーベルタイガーのテーマが演奏されたことに驚きました。