ガンマ・レイのファーストアルバムですが、
ディルク・シュレヒターがいちベースプレイヤーで、
ドラムもこのアルバムのレコーディングのみの参加と、
ラルフ・シーパーズをヴォーカルにしたカイのソロアルバム色が濃厚です。

ラルフのヴォーカルはまるでロブ・ハルフォードを思わせるようなハイトーンで、
正直カイの作りだすメロディックメタルとは相性が良いとは思わないのですが、
彼の実力の前にはそんなリクツは無意味と言うほかありません。

アルバムにはハロウィン直系のメロディック・スピードメタルからポップな曲、
上質なバラードやファニーな曲や大作と、バラエティに富んだ楽曲が収録されています。
その全てがカイらしいエッセンスに満ちている。

ツアーではカイ・ラルフ・ディルク(1995年までギタープレイヤーとして参加)
に加えてレコーディングにも参加したウヴェ・ヴェッセル(B、時々G)、
そしてスラッシュメタルバンド・HOLY MOSESを脱退した
ウリ・カッシュ(D)の5人で行い、2ndアルバムもこのメンバーだが、
それはまた今後語って行きたい。



ヘディング・フォー・トゥモロウ/ガンマ・レイ

¥2,520
Amazon.co.jp