いま ぽかぽかと あたたかいところにいる




相手に対して不安はなくて

さみしさも いたみも伴わなくて



遠慮もしなくていい

おもいっきり甘えていい




くるしいからと
くるしみを押し付けるために
離れることができなくて



思い通りにならない
痛みだけをくれる人に抱かれて


憎悪と不幸が快楽になる



あんなにも 深く
負の引力に囚われていた







あの日から





まっすぐに すきだと言われて

抱き寄せられた 



あの夜から




すこしずつ すこしずつ

じりじりと

顔を出してみれば





あっという間に 手を引かれて

日の下に 連れていってもらったのだ



他人の眩しさでできる影の下で
ひっそりと生きていくとおもっていたのに




心が 震える
胸が 弾む

体が あったかくて
心が やわらかくて





あのね

これから もっと どんどん
幸せになるんですからね


幸せになりましょうね




なんて

また そんな 
こっちが恥ずかしくなるようなことを

君は 軽く 歌うように 零すのだ






くしゃりと 笑うのが好き

両手で両目を隠して照れるのが好き

少し硬い髪が好き

すこし硬い手のひらが好き

優しい目が好き

薄い唇が好き

あたたかい声が好き



中身のことは うまくいえない

わたしなんかが 言葉にできないくらい

どの言葉にしても足りないくらい



君はすごい






ありがとう

ここから はじめるから




たいせつにするから





幸せに なろうね