{85E7F252-27C8-42BD-B471-4A2053362535}

はじめて ドライブをして


はじめて
おとこのひとと ふたりで
am3:00までお酒を飲んだ


はじめて 車でデートした


はじめて映画を2本みて

ポップコーンをふたつ たべた


はじめて ハロハロをたべて
ふたりとにひきで あるいた


はじめて 仕事をずるやすみしたいと思った


はじめて サッカーをみるのが
たのしいとおもった


はじめて なにもかもを
知れたらなと思った


はじめて 触れたいと思った
触れて欲しいと 思った


声がすき
瞳がすき
鼻が 唇が 手が
優しさが 嘘が
なにもかもが すきで溢れるのも
はじめてで



はじめてが たくさん
そこら中に
落ちているというのに



こんなにも 狭い世界で
何も知らずに
生きてきて 死んで行こうとしていたのだと
ようやく 知った



いまがどれだけ 彼にとって
擬似的なものだったとしても

わたしにとっては
ぜんぶが じじつで
たいせつだった



借りていかれた本に 安心する

こぼされる 冬の話に 期待する



それでも 今日終わっても
おかしくないのだと
なんども くりかえし 唱えた



ひとは
こんなにも すきになって
別れて
また べつのだれかを
すきになるなんて


すごい生き物だなと

他人ゴトのように頭の片隅で思った



この 感情
他の誰かにも 抱くなんて
そんなこと 到底
想像できなかった



それでも
わたしと彼の行く先には
終わりしかない

不変的で 残酷な
優しい 事実