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懐かしい街に
足を運ぶことにした



あんなにも
悲しみに満ちて
遠ざけていたというのに



すこしわくわく した


月日はこんなにも
あたたかく やわらかく
傷を癒してくれていたのだ



あの 古びた 沿線に
乗ることすらなくなったから

わたしの瞳に
あの懐かしい街並みは
新しくうつるのかもしれない



実家の前を通る線路の
行先に
想いを馳せなくなったのは
いつのことだったか



今日 はじめておろす
足首まであるスカートを
春風が さらう




大丈夫だよ
もう 泣かずに
歩けるから