あの部屋で 見たものも
聞いた言葉も なにもかも
あらゆる感触を 忘れられずにいる

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 着信あり その名前が目に入って
ヒュっと 息が詰まった

忘れかけたときに
真夜中のインターホン

そんなわけない
もうおわったことだと
言い聞かせながら
布団にくるまれて 頼る人がいないことを
自嘲した


どうしようもなく こわい


ようやく 抜け出せると思った
希望を見た



なのに そんなにタイミングよく
思い出させないで

表示されたその名前を 戒めかとすら 思う



おちついて 息をして
眠れぬ夜