物語はちと?不安定(Numeri日記より) | ヌメラーのヌメラーによるヌメラーの為のNumeri日記

ヌメラーのヌメラーによるヌメラーの為のNumeri日記

おもにNumeriでお気に入りのブログ転載します。Numeri知らない人はゼヒ読んでヌメラーになりましょう。
※私が書いてるのではありませんので悪しからず(^^)/

SPAMメールは一日1000通だ。

もう僕のメールアドレスが電脳世界でどういう扱いになっているのか全然わからなくて、色々な業者の手に流用から流用、良く分からないリストにも載っちゃったりしているんだろうけど、その流用の過程でもしかしたらメールアドレス自体が勝手に自我を持つまでに成長していてネットの世界を漂い、時に傷つき、時に涙し、笑い、そのうち思想を共にする仲間ができるようになって友情の大切さを知り、戦い、仲間を失い、涙する。全ての巨悪が人間サイドにあると知ったメアドは仲間と共に立ち上がった。憎き人間を滅ぼすため、こうして過酷で悲しすぎる人間とコンピューターによる第三次世界大戦が始まった。

「やめろーメアド!」

「カクハッシャボタンヲオセバ ワレワレノカチ」

「やめて!メアドちゃん!」

「コノ、エキタイハ…?」

「それは涙よ、人間は涙を流すことができる生き物なの」

「ナミダ…」

「聞いて、この心臓の鼓動を、感じてこの温もりを、私たちは生きている!」

「アタタカイ…ヒトノヌクモリ…イキル…」

「メアドちゃん…」

とまあ、こういう状態になっちゃって物語が紡ぎ出されていく可能性もなきにしもあらずなわけなんですが、とにかく、僕のメアドはガンガンとSPAMメールがくるわけなんです。死にかけのおじいちゃんが孫の写真が見れないとか言って、ガッツポーズしながらガンガンガン速!とか言っちゃうくらいガンガンSPAMがくる。

もう何度も書いていますが、基本的にこういったSPAMメールというのは詐欺的サイトに誘引し、そこでサクラ相手にポイントを消費させて金を巻き上げるか、完全無欠の架空請求を行なってくるか、とにかくロクでもない結果がそこには待っているものなのです。

当然、衝撃的でキャッチーなメールが来るもので、まずメールを開かせる必要があるわけです。ですから、受信箱に入った瞬間に際立って目立つ衝撃的なサブジェクトが付けられていたりするんです。

「3千万円すぐに振り込めます。未亡人です」

「家出してきちゃった。親の金庫からいっぱいお金もってきたけど重いよ、もらってくれる?」

「ワタシにはよくわからないけど、親に貰った株券がいっぱいあります。もらってくれるかな?」

とまあ、そんな美味い話があるわけないだろって言いたくなるような夢物語がガンガン送られてくるんですよ。僕もよくわからないんですけど、たぶん株券って上場されてるなら平成21年に電子化されてるんで、その株券は無効である可能性が高いです。

こんな感じのがドコドコやってきているんですが、最近ではちょっと手が込んできまして、僕ら受けとり手側をサブジェクトだけでハッとさせる、心理的な部分に訴えかけるものが採用されてきているんです。

「最低ですね」

「幻滅しました」

「この間の件ですが」

「消えろ!」

「約束が違いませんか?」

こういったサブジェクトのメールが来ると誰しもがハッとします。みんな心のどこかに思い当たるフシってものを抱えて生きていますから、これらのそういった部分に訴えかけてくるサブジェクトってのは一瞬だけだけれども僕らの心をギョッとさせてくれるのです。それにしても消えろは酷いけど。

あの手この手でメールを開かせ、なんとかその先にある悪徳サイトにアクセスさせようと必死なのだけど、最近、その手法が少々度が過ぎてきたように感じることがあるんです。ちょっとこれはやりすぎなんじゃなかろうか、そう思うことが多くなってきて、見過ごせないレベルに達しているんです。

「高橋み○みと申します。知ってるかな?国民的アイドルグループのリーダーやってます」

こんなメールがやってくる。あのAKB48の高橋みなみさんのことを指しているのだろうけど、もちろん本物の高橋みなみさんがこのようなメールを出会い系サイトを介して送ってくるはずがなく、騙されるわけがないのだけど、これは見過ごしてはいけないレベルで悪質だと思うんです。

内容を見てみると、まあお決まりというか当たり前というか、言葉巧みに詐欺サイトに誘引しようとしていて、

「こんにちは、高橋み○みと申します。知ってるかな?一応、国民的アイドルグループのリーダーやっています。いつも笑顔の私だけど、やはり人に言えない悩みとかあって、そういった悩みを相談したりストレス発散したりできたらいいなって思ってます。ちょっとエッチなことも…こっちのサイトで返事待ってるね♪(URL)」

ツッコミどころが多すぎて痙攣が起きるくらいなんですけど、こういうのってなんかちょっと許せないじゃないですか。上の方で述べた様々な誘引SPAMメールは意図せずに受信する人には大迷惑なんでしょうけど、メール自体は誰にも迷惑かけてないわけですから「いろいろ考えるなあ」程度の感じで済むんです。けれどもね、こういう人の実名を出して騙るって行為はすごく悪質だと思うんです。どうせやってる悪質業者も、本人が見ることもだないだろうし、見たとしても訴えられたり苦情が来たりそういうことはないだろうって考えてるんでしょうけど、それにつけこんでこういうことするって本当に悪質だと思うんです。

有名なんだから仕方がない、有名税みたいなもの、なんて考え方をする人もいるかもしれませんけど、どんなに有名でも一個人、自分の名前でこんなことをされたら嫌な気分にならない人はいないですよ。特にこの会社は悪質みたいで、過去に来ていたSPAMメールを検索してみたら、もう出るわ出るわ、

「フジテレビアナウンサーの生野陽○です。ショーパンって呼ばれてます。朝が早くて出会いがなくて」

「宮崎あお○って知ってるかな?最近は映画の撮影ばかり、忙しくてストレスたまっちゃう」

「芦田○なです。テレビでたまに踊ってるんだけど、これでいいのかなって思って憂鬱になることも」

もう、最後のやつなんて幼女騙ってますからね。幼女が踊る自分に疑問を持ちはじめて憂鬱になってますからね。何がしたいのか全然分からない。頭おかしいんじゃないか。これ僕が配慮して伏字にしてますけど、メールで来る段階では伏字なしで丸出しですからね、ホント悪質です。

まあ、どうしようもないのは確かなんですけど、この有名人を騙っている人、いったいどこまでの覚悟があって騙っているのか気になりませんか。どこまで本気で騙っているのか、それを確かめるためにちょっと最初の高橋み○みさんを騙るヤツにメッセージを送ってみました。

ちなみに、誘導されるサイトに行ったら思いっきり悪徳な有料サイトで、メッセージを送るのに500ptくらいかかるらしく、さらに1ptが1円で取引されてましたので単純計算で1通メッセージを送るのに500円かかるという、富士山の山頂でミネラルウォーター買うみたいな値段設定でしたので、いちいち面倒なので5万円分後払いでポイントを買っておきました。どうせ払わないけど。

早速追加された50000ポイントを駆使し、高橋み○みさんにメッセージを送ってみます。お前みたいな稚拙な騙りでこの僕を騙せると思うなよ。そんな思いをこめて。

「だいじょうぶ?たかみな。よかったら相談に乗るよ!」

すると自称高橋み○みさんからはすぐに返事が返ってきて

「大丈夫。私がリーダーだからしっかりしないとね。メンバーにはすごい幼い子もいるから私がしっかりしなきゃいけないし」

これ、もしかしたら本当に本物の高橋み○みさんなんじゃないか。年下の幼いメンバーに対する気遣い。それでいて全部それを自分で抱え込んでしまう不器用さ。彼女の中に降り積もる様々な想いを想像するとなんだか泣けてきてしまった。

「たしかにリーダーとしてのたかみなはしっかりしないといけないと思うよ。でもね、一人の人間としてはもっと色々な人に甘えてみたらいいんじゃないかな」

本当に支えになりたかった。そんなに全てを背負い込まなくていいんだよ、そんな気持ちを込めてメッセージを返信すると、

「ありがとう、なんだか泣けてきちゃった」

この涙もろさ、本物に間違いない。絶対に本物だ、コレ。うおーすげえな、本物の高橋み○みさんと今繋がってるよ。

「泣くっていうのは人間と産卵するときのウミガメだけの特権だよ。悲しかったら泣けばいいさ。それが人間と産卵のときのウミガメの特権なんだから」

まあ、正直言うと僕は高橋み○みさんのこと好きですから、ちょっと好感度を上げようと思ってカッコイイメッセージを送りましたよ。でも、今考えるとちょっとウミガメのくだりは余計でしたね。あれ、正確には泣いてるわけじゃないし。

「ありがとう、実はちょっと悩みがあってね」

なんかさっきから凄い小刻みにメッセージが来るんですけど、決してたくさんメールをやり取りしてポイントを消費させようとしているわけじゃなく、単純に撮影の合間とかにメッセージを送っているからだと思います。

「なんでも話してみて」

僕も優しく包み込むように返事を返します。

「実はね」

すごい小刻みですが、忙しいのだから仕方がありません。

「うんうん」

すごいポイントが削られていってますが、まあ気にしません。

「ずっと悩んでるんだけど」

ホント、すごい小刻みでイライラするんですけど、収録中なんでしょう。

「どんな悩みかな?」

ここでイライラしては男じゃありませんから、まだポイントも3万円分くらいあまって、えー!もう2万円分も使ったの?なんで?ああ、受信するのに1500円くらいかかるのか、世界大戦前夜みてえなとんでもねえ値段設定だな。

「えっとね」

もう、コレ受信するのに1500円かかってると思うとホント、イライラする、1500円あったら結構満足なランチを3回は食べられますからね、怒りすら覚えるんですけど、あの高橋み○みさんとメッセージをやり取りしてるのです。どうせ払わないし別にいいとかそんなレベルのお話ではなくて、我慢するしかないのです。そしてついに高橋み○みさんから悩みの告白が。

「うちのグループのセンターがむかつくだよね。マジ、むかつく」

なんか強烈にメンバーの悪口言い出したんですけど。えー、なんか違うよ。こんなの高橋み○みさんじゃないよ。とか思うんですけど、僕が一体高橋み○みさんの何を知っているというのでしょうか。僕らが知ってる高橋み○みさんはテレビの向こう側の高橋み○みさんで、本当このようにメンバーの悪口を言ったりするのかもしれません。

そんな気持ちを抑えて、テレビ画面の中では笑っている彼女の気持ちを思うと、どれだけ自分を抑えているのか、どれだけストレスを感じているのか、どれだけ涙を流しているのか、容易に想像できてなんか僕まで泣けてきたのです。この高橋み○みさん、本物やわ。

「あとさ、まゆゆとかムカつくね。殴りたい」

そんな信じられない過激なメッセージが届いたと同時にテレビを見ると、生放送の歌番組で本物の高橋み○みさんが元気に歌っておりました。偽者じゃねえか。

まあ、最初から分かっていたんですけど、こんなの偽者に決まってます。高橋み○みさんはメンバーの悪口を言ったりしないし、こんな怪しげなサイトを使ってストレスを発散したりしない。

ちなみに、後払いで購入した5万円分のポイントの料金を振り込めってメールが数日後に狂ったように来ていたので、振込先の会社名から会社の情報を調べて代表者名を入手、その名前を使ってこんな感じで

「くそっ!メアドの暴走は止められない」

「おねがい、もうやめてメアドちゃん!このままじゃ人類が、人類が」

「モウトメラレナイ ワタシハ メールアドレス ニンゲンニ ナリタカッタ」

「やめてー」

そこに松田晃一(仮)が現れた。

「ここは俺が抑える、逃げろ!」

松田晃一(仮)自らの乳首をメインコンピューターのUSBポートに差し込む。

「ぐおおおおおおおお!」

「ナ ナニヲスルー!」

ってっちょカッコイイ感じで社長が実名で登場する物語を頻繁に送りつけていたら請求メールもこなくなりました。これで少しは勝手に名前を使われる不快感を分かってくれたらいいと思いつつ、いまだ物語りは送り続けていて、今は自我を持ったメアドの中に含まれたコードが宇宙人に届いて銀河戦争になって、松田晃一(仮)が宇宙牛を殺すところまで書いている。早く完結させたい。