Happy Days(Numeri日記より) | ヌメラーのヌメラーによるヌメラーの為のNumeri日記

ヌメラーのヌメラーによるヌメラーの為のNumeri日記

おもにNumeriでお気に入りのブログ転載します。Numeri知らない人はゼヒ読んでヌメラーになりましょう。
※私が書いてるのではありませんので悪しからず(^^)/

何もない土曜日の休日になるはずだった。

久々に何も予定のない休日の到来に喜び勇んだ僕は、朝っぱらから近所のパチンコ屋に並んでやろうと目論んでいた。狙うはここ1週間不発が続いている225番台。今日こそは吹くはずだ。

予定では、朝6時に起きてパチンコ屋の前に仁王立ち、そいでもって開店と同時に225番台へキックエンドダッシュ。クソガキどもを蹴散らしてお目当ての台をゲット。あとはバカスカと信じられないくらいの出球。もしかしたら店長あたりが「もう勘弁してください」と土下座するかもしれん。

そんなことを考えながら眠りについたところ、普通に夕方まで寝てました。うん、朝から並ぶとかお目当ての台とか、休日のライフプランとか、そういうのが全て別次元の世界のお話になる勢いで寝坊。起きた瞬間、自分が何処にいるか分からんかった。

仕方ないので、あてもなく夕暮れの街をブラブラしてみるんだけど、やっぱり大切な休日を夕方まで寝て台無しにしたのが痛かったらしく、後悔の念しか湧き上がってこない。

トボトボと、缶コーヒーを飲みながら見慣れぬ住宅街を歩く。すると、どこからともなく祭囃子が聞こえてくる。ピーヒャラピーヒャラと、どこか遠い記憶の中に置き忘れてきた楽しげなサウンドが。

そういや、大人になってから祭って行ったことないな。

大きな花火大会とか、有名な祭とか、そういうのは行ったりするのだけど、町規模で行われる小さな祭りにとんと行かなくなっていた。子供の頃は近所の神社である夏の祭が一大イベントだったのに、大人になるに連れてそれすら忘れていた。気がつくと自然と祭囃子のほうへ足が向かっていた。

何もかもが懐かしい。小さな神社にゴチャゴチャに詰め込まれた出店たち。浴衣を着た女の子や、変なオモチャを持ったクソガキたち。普段は厳かな神社に明かりが灯り、活気に満ち溢れている。

なんか懐かしいな。子供の頃は大興奮で祭りに来たもんだった。で、数字当てとかいう出店に夢中になって、当たりなんか入ってないのに必死でスーパーファミコン狙ったっけな。祭り用に特別にもらえる小遣いも瞬殺でなくなったなあ。

そんな風に思い出に浸りながら出店たちを覗いて周る。小さな祭りなんてガキと年寄りくらいしかいないと思ったが、ところがどっこい年頃の若者もちゃんといる。少しヤンキー入ったバイオレンスなお姉ちゃんやら、モニカ・ルインスキーさんみたいなセクシャルなお姉ちゃんもいる。

とりあえず、たこ焼きでも買ってみるか。

さすがにこの年にもなって数字当てとかに熱中するのはアレなので、祭りの定番であるたこ焼きを買おうと出店に向かう。さすが祭りの定番だけあって一つしかないたこ焼きの出店は長蛇の列。めんどくせえなあと思いつつも列の最後方に並ぶ。

たこ焼きは1パック500円とかインフレとしか思えない高値なのだけど、これも祭りの醍醐味と割り切って自分の順番が来るのを待つ。

すると、5人くらいだろうか、鎖をジャラジャラとつけた頭の悪そうな若者不良グループが、何か考え事したらすぐに知恵熱とか出しそうな若者グループが、さも当たり前のように列に割り込んだ。

ハッキリ言って、僕はそういうのマジ殺しですから。マナーを守らない行為って大嫌いだし許せない、猿山の大将みたいな顔してナチュラルに列に割り込みやがってー、と怒りに震えました。

「おい、みんなちゃんと並んでるだろ。食いたいなら後ろに並べ」

不良グループのボス格の男の肩を掴み、ジェントルマンに言う僕。そこで逆ギレした彼らが襲い掛かってくるわけですよ。でも、僕は的確に彼らのパンチをかわし、5人を相手にちぎっては投げちぎっては投げ。その姿を見た浴衣ギャルも「素敵、浴衣の着付けなんてどうでもいいから抱いて」と股間をグチャグチャにして言うわけですよ。

まあ、怖いからそういうことできず、普通にブルブル震えながら自分の順番が来るのを待ってたんですけどね。イエス!チキンボーイ!

そこまでして買ったたこ焼きは、タコなのかキャベツの芯なのか良く分からない物が中央に入っていて、すげー不味かったりしてテンションも下がる下がる。おまけに、やらないって言ったのに数字当てにチャレンジ、クソみたいなペンギン型のキーホルダーとか貰っちゃって再下降。祭りなんか参加するんじゃなかった、と早くも後悔するのでした。

すっかり日の落ちた街をトボトボと歩き、来たときと同じ道のりを歩いてアパートに帰る。パチンコに行こうとしたら大寝坊し、たこ焼きを買おうとしたらヤンキーに割り込みされる。おまけにそのたこ焼きもマズイマズイ。ロクなことなかった休日だけど、まあ、こういう休日も平穏でいいものかな、などと思ったのでした。

良い事も特にないけど大きな悪いこともない。そんな時間がユックリ流れる土曜日の休日、それこそがハッピーディなんじゃないかなと思ったのです。

そんな風に休日を振り返りつつ、風呂にでも入ろうと準備をしていると、突如として僕の携帯電話が鳴りました。

着信中 父

ちくしょうが、嫌なタイミングで攻撃してきやがる。せっかく人が平穏な休日の締めくくりに風呂にでも入ろうかとしてるのに、最狂親父からの電話、ハッキリ言って彼からの電話はろくなことがない。

でもまあ、意図的に電話に出ないとそれ以上の攻撃が予想されるので渋々と電話に出る。

「はい、もしもし」

「あー、ワシや、ワシ」

ワシや!とか名乗らなくても電話番号通知で親父からの電話だって分かってるのに・・・。とか思いつつ早く切り上げようと用件を聞く。

「何の用?」

「いやな、いつになるか分からんのだけど。行くかどうかも分からんのだけど、近いうちにお前の所に遊びに行こうかと思ってな

親父がやって来る!

以前、広島に住んでる時に親父がやってきて大変なことになったのを思い出した。部屋が汚いとか、文化的な生活をしていないとか、エロ本とエロビデオがいっぱいあるとか、そういうのはウチの親父はマジで怒りますから、以前は仕事を休んで朝っぱらから親父の到来に備えたんですよ。

それこそ、大型台風が来る時以上に万全の備えをして親父の到来に備えたのに、それでも大車輪の勢いで怒る親父。隠したエロ本がドサドサと親父の上に落下してきたりとか大変な惨劇でした。

いつになるか分からん、行くかどうかもわからん、とボヤかしているものの、親父がやってくるかもしれない。いや、ヤツがそういう時は確実にやってくる、きっとやって来る。

受話器を握りながら、「くーるー、きっとくるー」とかリングの歌が延々とエンドレスループで流れていました。もう、全てを捨てて逃げ出したい。

そんなこんなで、もはや平穏な休日とかそんな次元のお話ではありませんので、とりあえずまた貯まり始めたエロ本類を紐で縛って捨ててこようかと思います。全然ハッピーディじゃない。