カユイタイ(Numeri日記より) | ヌメラーのヌメラーによるヌメラーの為のNumeri日記

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※私が書いてるのではありませんので悪しからず(^^)/

痒いという感覚は柔らかく、そして優しく痛い感覚だ。

そもそも、人間の感覚の中に「痒い」というものは存在しない。頭の中に痒さを司る部分があって、そこが右腕が痒いと感じ取るから痒くなるとか、右腕を蚊に刺されたからそこから「痒い」という専用の信号が発信されるとかありえないように思う。

詳しいことは良く分からないけど、たぶん「痒い」ってのは弱い「痛い」なんじゃないかと思う。痛いほどじゃないけど何かなってんでーと知らせるための優しい信号、それが「痒い」なんだろう。痛いは言いすぎだけど、ほのかに何か刺激がある、きっとそうに違いない。

では、どこからが「痒い」でどこからが「痛い」なのか、具体的に言うと蚊に刺されたりなんかした時に、「掻いちゃダメ!」とか言われつつもその部位を掻き毟ると思う。それほど痒いと思う。掻いて掻いて掻き毟り、もうキチガイってほどにやった時、血が滲んできて「痛い」に変わる、その境界線は確実に存在する。言うなればアナログで、その曖昧な位置にいるのが「痒い」だ。

歯について考えてみて欲しい。歯というのは、一度虫歯などで痛み出すと、こんな痛さってあるか!と血の繋がった親ですら殺しかねないほど痛む部位なのだけど、「あー、かいいー!」と歯をボリボリと掻き毟ってる人はあまり見ない。そんな人いたら精神を疑う。とにかく、歯ってのは敏感な部位で痒いという曖昧な感覚を許さない。おそらく痒いのレベルでも地獄のように痛んでいるのだろう。ワンクッションのない痛いか普通かの感覚、1と0しか存在しないデジタルだ。デジタルでデンタル、思いもがけず上手いこと言えた。

とにかく、僕らの全身のほとんどはこのアナログ的な「痒い」感覚、言い換えれば柔らかくて優しい「痛い」感覚を保持していることに感謝しなければならない。このワンクッションに感謝しなければならない。蚊に刺されて「かいー!」となる天恵とも思える神のご加護に感謝しなければならない。全身が歯のようにデジタル的な感覚だったら、蚊に刺されただけで悶絶して親でも殺しかねない。痒くてよかった僕らの体。

さてさて、「痒い」と「痛い」の関係で言いますと、先日こんなお話がございました。

あまりこういうこと書くとますます女性にモテなくなるんですけど、全然話が横道にそれますけど、この間、東京で行われたとあるサイトのオフ会に参加したんですよね。ぶっちゃけるとおセックスくらいありえるかもしれない。そうでなくても乳首くらいは転がせるのでは?という期待を胸に赴いたのですが、女の子が沢山いたのに全くモテなかった、それどころかあまり女性と話できなかった、レイプしたかった、と散々でしてね、いい加減どういうこっちゃとご立腹だったわけなんですよ。

まあ、あまりにお下劣で奇天烈なこと書くとますます嫌われるナリよー、とコロ助にならざるを得ず、もっとこうダーツバーで女のハートを射抜いた。君に胸キュン的なことを書くべきと心に誓うのですが、あえて書かせてもらいます。

いやね、僕、ウンコした後にお尻拭き忘れることがあるんですよ。

別にこれが完全なる失念、お爺ちゃんお昼はさっき食べたでしょ的な健忘症でお尻を拭き忘れるなら大したことないのですが、時には半ば確信犯的にお尻を拭かないことがあるんですよ。こうキレがいいというか、会心の一撃というか、そういった清々しい作品が誕生され、誇らしげに便器に鎮座しておられるウンコ、これはもう名のある匠が作った彫刻に等しい凛々しさ、凛とした美しさがあるんですよ。そんな素晴らしい作品を尻を拭いたティッシュで汚す、これは作品に対する冒涜ですよ。

そんなこんなで、何回かに1回尻を拭かないことがあるんですけどね、そうすると痒くなるんですよ。どういうわけかアナル周辺が猛烈に痒くて仕方なくなっちゃうんです。

いやね、腕とか腹とかが痒いならいいですよ。「かいー!」とか掻き毟ればいいんですから。でもね、アナル周辺ってのはとにかく掻きにくい。僕もモテたいから本当はこんな話書きにくい。大事な取引先と歓談しつつ、ちょっと失礼!とか言ってズボンとパンツ脱いでアナルほじくるわけにはいかんですからね。

もうアナルが痒くて痒くて仕方なくて、尻のところが妙にモジモジ、初恋の時の女子みたいになってんですが、それでも痒いという感覚に感謝しなきゃいけないと思うんですよ。

やっぱ、アナル周辺といっても「痒い」です。「痛い」ではないですから、その気になれば我慢できるんですよ。モジモジするけど別に我慢できないことじゃない。これが「痒い」を飛び越えて「痛い」に変わった時、どれだけ地獄か皆さんに教えてあげましょう。

先日のことでした。

その日は朝っぱらからギリシャ彫刻のように美しいウンコが出ましてね、便器に鎮座される雄姿を眺めながら

「う、美しい…」

などと自画自賛というか自糞自賛をしていたんです。もちろん、神の頂に届きかけているこの作品を汚すわけにはいかず、また痒くなると分かっているのに尻を拭かなかったんです。

本当ならば、ずっと一日中ウンコを眺めていたいのですが、そういうわけにも行かないので職場のデスクへと舞い戻ったんです。ほのかに尻が痒いななんて考えつつ真面目な顔して仕事をしていたフリをしていたんです。

そこで上司に呼ばれましてね、上司に呼ばれるとだいたいが怒られるものって相場が決まってまして、「お前、尻拭いてないだろ!臭いナリー!」と何故かコロ助風に怒られるんじゃないかとビクビクしながら上司の部屋へと向かったのです。

「どうかね、これ」

そこには3体ほどの彫刻っていうか粘度細工みたいな像がガラスケースに入っていましてね、明らかに造形の狂った汚い物体が机の上に置いてあったんです。

「はあ、いいですね」

こんなゴミよりさっきの僕のウンコの方が芸術的に優れている!と確信するのですが、それでもやっぱ目の前にいるのは上司ですから、当たり障りのない返事をしておきます。

「いやー力作でね、締め切りをすぎちゃったよ」

実はコレ、なんかウチの職場の面々がボランティアで参加している芸術ナンチャラというイベントの出展作品らしくて、上司のヤロウが丹精こめて作った代物なんですよね。そのイベントってのが、素人のオッサンどもがご自慢の芸術品を持ち寄って、死んだ魚みたいな目をした部下を引き連れて自慢する、みたいな誰も幸せにならないものなんですが、とにかく上司はご熱心に力作を生み出した様子。

「もう締め切り過ぎちゃってね、当日君が会場まで持ってきてくれないか」

僕もそのイベントに嫌々、会場警備としてボランティア参加することになってましたから、なんか当日直接会場に持ってこいとか言われちゃったんですよ。そんな大役、壊しちゃったりしたら大変なので一も二もなく断わりたいのですが、あいにく上司と話してるこの時点で熱烈にアナルが痒くなっちゃいましてね、早く話を切り上げたいという想いから

「わかりました」

と引き受けて、その不恰好な彫刻を預かってしまったんですよ。

さあ、ここからが大変ですよ、まかり間違って壊したら大変ですから、マイデスクに置きながらも厳重警戒、家に持って帰る時も急ブレーキとかで壊れないよう、助手席でシートベルトつけてましたからね。それで恐る恐るの安全運転をしながら帰りましたよ。

家に到着し、悪いことにこの日はアパートの駐車場のアスファルト塗り替え工事がありましてね、少し離れた場所の駐車場に車を停めたんです。ここから部屋まで細心の注意を払って彫刻を運ばねばならない。例え暴漢が襲ってこようとも守り抜かねばならない。

決意した僕は両の手でギュッとガラスケースを持ち上げます。一歩一歩、また一歩と確実に踏みしめながら歩を進める。大丈夫、いけるいけるはずだ。しかし、4歩くらい歩いたところで事態が急変、どうしようもない悲劇が巻き起こる。

いやな、アナルが痒くなった。

もうこれが、「痒い」を通り越して「痛い」になるんじゃないかってレベルの痒さ。もう「痛い」一歩手前。許されるのならばウンバとパンツを脱いで掻き毟りたい、それどころか釘抜きみたいな道具でガリガリやりたい、それほどに痒かったのです。

しかしながら、両の手は意味不明な彫刻で塞がっている。それよりなにより、天下の往来でアナルをボリボリとは、いくらなんでもありえない。悶絶しながらも一歩一歩進んでいきます。

「よーし、その調子だ!」

「君ならできる!」

「ワンモアセッ!」

なぜか頭の中でビリーが凄く励ましてくれて、臨界点に近いアナルに悶絶しながらもなんとかアパートの部屋が近づいてきます。

大丈夫、あともう少しだ。

ふと手元の彫刻を見ると、上司がつけたんでしょうね、彫刻のタイトルプレートが目に留まり「若者のキラメキ」とか書いてありました。キラメキじゃねえよ!カスが!こっちはアナル痒いんだよ!

悶絶しつつ、嫌な汗が全身から噴出しつつ、なんとかマイアパートに到着。急いで安全であろうパソコンデスクの上に彫刻を安置します。それからダッシュでトイレへと駆け込み、まるで掻き毟るかのようにティッシュでアナル周辺を擦ります。

「こんなんじゃダメだ!」

ティッシュで拭いても全然痒さが収まらない。ハッキリ言って尻を拭かずにアナルが痒くなるのって周辺が汚れてるってことでうからね、根本的にこの汚れを取り除かない限り平穏な日々は訪れないんですよ。

で、ティッシュを濡らしてゴシゴシとアナルを拭いていたんですが、ここで更なる悲劇が到来ですよ。

いやね、拭いても拭いても痒さが収まらず、それどころか「痒い」の領域を跳び越して「痛い」の領域に確実に踏み込んでいたのですが、ちくしょーちくしょー、なんでこんなに痒いんだ、なにがキラメキだー!と怒りに任せてゴシゴシやってましたらね、なんと!ティッシュに血がついてるじゃないですか!血ですよ、血!ブラッドですよ!藤井フミヤ、尚之兄弟が作ったF-BLOODってのありましたけど、そんなの関係ないくらいアナルから血ですよ。

ワタクシ、この事実にいささかショックを受けましてね。こういうこと書くとまたモテなくなるんですけど、「痔」という単語がパッションライトのように頭の中でグルグルしましてね、もうどうしていいかわからず、なんで尻から血が出るんだよ、と下半身裸でトイレの中でサメザメと泣きました。

せめて痒いレベルでいて欲しかった、血が出て痛いになったら完全なる「痔」じゃないか。などと冒頭で述べたように「痒い」のありがたさを痛感したのでした。

意気消沈しながらトイレから出ると、異様に汗をかいている自分に気がつきました。最近ですね、こういうのしたらモテるんかなとか思いまして、ウェットティッシュのエチケット版みたいなのあるじゃないですか、汗かいたらそれで拭いて汗臭さを抑える!みたいなの、あれをやってるんですよ。

「爽快クール!」

とか書いてあって、これで体を拭くとツーンとなってスーッとなってマジ爽快、おまけにいい匂いまでしてきやがる。アナルの痒さでいっぱい嫌な汗かいちゃったから、その爽快クールで体を拭いてたんですよ。

そしたら、またジンジンとアナルが痛み出しましてね。人がせっかくクールに拭いていい気分になってるのに痔のこと思い出しちゃって微妙にブルー。でも、僕がお尻拭いたりしなかったのがいけなかったんだよな…と反省したんです。

そうだ、これでアナル拭いたらどうだろう!

拭かずに汚くしてたのが痒さの原因、痔の原因ですから、これはもう、この爽快クールで拭いたらすごい清潔になって痔なんか一発で治っちゃうんじゃないか、そう考えましてね、思いっきりクールにアナルを拭いてやったんです。

もう、すごいよ。

何が凄いって、こんなのってあるのってくらいに凄い。アナルが燃えるかと思った。というか燃えたかと思った。シャレにならないレベルの痛みに悶絶、痔の部分がとんでもないことになってんですよ。部屋に一人しか居ないのに「燃えておるぞー!」と叫んでしまったくらいの痛み。途方もない痛み。どれくらいかっていうと、悶絶のあまり立っていることができず、尻丸出し状態で床を転げ、ぐおおおおおおと拳で壁とかを殴ってないと正気を保てない痛み。その際にデスクの上にあった彫刻のガラスケースを殴るくらい悶絶する痛み。

「燃えてるナリー!」ガシャーン!

あーあ、どうすんだよ。上司が必死に作った若者のキラメキだぞ、見事に真っ二つになってんじゃんか。

とにかく、ウンコをした後はお尻を拭くこと!痔になってもクールタイプのやつでアナルを拭かないこと!と固く心に誓ったのでした。

壊れたた彫刻の変わりに、芸術品の如き美しい僕のウンコを乗せてやろうかと考えつつ、いまだヒリヒリと延焼する痔アナルを抱え、上司の作品壊しちゃって悪いことしたな、と心が痛いたいのでした。いや、心が痒いくらいか。