IPMNとは、この病気のことはボクが説明するよりググってもらい、例えばがん研有明病院のホームページを始め、大きな病院のホームページには必ず詳しい説明が載っている。

  と言っては身もふたもないので少し説明すると、膵管内に出来る「のう胞」即ち袋状の中身が粘液の腫瘍である。正式名称は確か「膵管内乳頭粘液性腫瘍」だったかと思う。主膵管又は主膵管から枝分かれしている膵管内に出来る。
  できる場所によって「主膵管型」「分枝型」「混合型」がある。
  主膵管型は文字通り主膵管内にできるものでコレがヤバイ。何がヤバイかと言うと癌化である。気づかず放っておくと80〜90%の確率で癌化するらしい。
  一方、分枝型はできても癌化する確率が低いので定期的な経過観察となる。もちろんいずれも痛みも痒みもなく日常生活への影響は全くない。コレが逆に怖いんだけどね。
  混合型は、ボクの場合はコレで、元々分枝にできた腫瘍が成長して主膵管まで発達成長して主膵管で大きくなったようなもの。
  IPMNは、ひとところにできるのではなく、膵管内を這うように広がることが多いらしい。

  しかし、IPMNは侮れないが無用に恐れることもない。分枝型は当面は経過観察で済む。拡がりや成長がゆっくりであれば特に問題なく様子見で良い。
  主膵管型となると、その大きさというか成長具合を見る必要がある。大きいと癌リスクも高まる。
  成長過程はざっと、①袋内で粘液性腫瘍→②成長→③充実性腫瘍(肉塊というか粘液性でなくしっかり腫瘍の塊ができたもの)→④癌化→⑤癌が袋から滲み出て膵臓本体に移行(コレを浸潤という)→⑥浸潤が進み普通の進行性膵癌といった経過を辿る。
⑤となる前に手術など適切な処置をすれば、普通の膵臓と比べると別物と考えても良いのでしっかり自分の状況を理解されて適切に対応されることを進める。⑤となる前なら無用な過度な心配までは要らない。ただし、侮れはできないが、、、