(無茶苦茶長文ですが、スポーツを真剣に取り組んでいる方には知ってほしいです)
野球強豪校のエースの爪。
亀裂が入って、急きょ近くのネイルサロンに駆け込んだそう。
写真はジェルネイルによる二次被害。
甲子園が掛かる地方大会前だったらどうするつもりだったんだろうか。。。
そう思うと青ざめました。
言うても90日位しかありません。
一度ジェルをしたら割れのリスクがさらに上がるのです。
多くのネイリストは一般の人の爪のひび割れやめくれには対応する技術があります。
正直、何でもかんでもジェルで固めてしまえばいいと思っているネイリストがいることも現実です。
しかし、100km/h以上のボールを毎日何十球も投げる一般人はいないでしょ?
だからどんな風にどれくらいの力が爪に加わっているかなんて、おしゃれがメインのネイルスクールでは教えてくれません(教えられません)。
アスリートのネイルを専門にしている団体や協会もありますが、恐ろしいことにジェルを塗って補修します😱
この選手は、シルクを貼ってジェルで固めてもらって、投球練習を少ししたそうです。
気がついたら血が滲んできたそうです😢
もし気づかずもう一球投げた時に自爪ごとぶっ飛んでいたら、もう夏の甲子園の地方大会には間に合わなかったでしょう。
ネイルサロンに行く前に連絡をくれたら良かったのに、私は当日に言っても遠いし開幕前だし迷惑だろうと近所で済むならとネイルサロンに行ってしまったようです。
車で1時間の寮、今度から遠慮せずにLINEしておいでと伝えて、施術開始。
なぜアスリートにジェルがダメなのか、アクリルがダメなのか、グルー(接着剤)がダメなのか。(私は独自の方法と理論でケースバイケースでアクリルも使います)
球種でどんなリスクがあるのかなども伝えました。
ついでに足の爪も。
ついつい手の爪に注目されがちですが、足の爪が筋バランスに関わり、更に関節に関わります。
小さな面積を侮ってはいけません。
野球に限らずです。
甲子園を目指すなら、サッカー全国選手権を狙うなら、あらゆるスポーツで日本一、世界一の大会を目指すなら、ジェルを塗る様なところに駆け込まないでください。
自分でケア方法を知り予防することが一番大事、応急処置の方法を知って自分で対処できるのが一番。
知らなかったでは済まないことが起きます。
スポーツにはルールがあり、爪に関することもあります。
ルール違反で出場できないなんて悲しいし、ルールを知らないネイリストは責任を負えません。
お互いが悲しい思いをするだけです😞
こんなことを言うと、ネイルを否定しているとしょっちゅう叩かれますが、一般人が楽しむのなら大いになさってください。
否定していません。
私もネイルスクールを経営して、おしゃれのネイルも教えています。
成人式や結婚式で指名を頂いたらネイルアートもします。
しかし、ことアスリートに対しては違います。
自分のひと削りが、塗る行為がどれだけのリスクになるのか恐ろしさを知り、腹を括って施術する覚悟がないなら、アスリートの爪にジェルもアクリルもラップもしないで欲しいです。
ご自身のお子様が、周りのお子様がスポーツで爪にトラブルが起きた時にはくれぐれもご注意ください。
対処方法などはマルトメソドロジー(マルト長谷川工作所様)とマックブランド(爪とパフォーマンス)が啓蒙活動を行っています。
私の師匠 末廣先生からは常に学ばさせていただいています