windowsの起動時間を短縮してみる | macsimのブログ

windowsの起動時間を短縮してみる

今回紹介するのはwindowsの起動を管理するツール。

Soluto - Anti-Frustration Software


製作元いわく「Anti-Frustration Software」だそうだ。
確かにwindowsの起動に結構時間がかかる(特に自分のようにまだVistaだと)ので、フラストレーションを感じている人はちょうどいいかも知れない。

実際にこのsolutoがどのような機能を持つツールかというと、
・windows起動時に実行される各種アプリケーションそれぞれの起動時間を計測する
・windows起動時に実行される各種アプリケーションをスタートアップから外す
・スタートアップから外したアプリケーションを別途自動起動させる
の3つの機能がある。

とりあえず実際の動作を見てみよう。
このツールをインストールしてからPCを起動すると、ログイン後の画面でこのような表示がされる。
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画面左下の部分がめくれる様な感じになりそこで起動に掛かっている経過時間と実際に起動中のアプリケーションが表示される。
グレイで表示されている時間は前回起動に掛かった時間だ。

そして起動が完了するとこのような表示になる。
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画面のこの状態は、めくれてる部分の「×」ボタンをクリックするか、他のアプリケーションを起動すると普通のデスクトップに戻る。


では実際のsoluto自体の機能を見てみよう。
先ほどの画面の「Click here to see why」をクリックするか、タスクトレイ上のsolutoのアイコンをクリックしてみよう。
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このようなウィンドウが開く。
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今回は既にインストール後何度か起動アプリケーションをいじっているので大きく二つのブロックに分かれてしまっているが、初回実施時ならば赤い枠で囲んだ部分だけで、青で囲んだ部分はまだないはずだ。

赤枠で囲んだ部分が現状起動時に実施されるアプリケーションだ。
大きく3つの部分に分けられている。

グレイで表示されている「Rezuired」という部分はwindowsのメインとなるようなアプリケーション群で起動対象から外すことが出来ないものだ。

後の2つのうちグリーンで表示されている「No-brainer」というのは起動時のアプリケーションから外してしまってかまわないもの。
もうひとつのオレンジの表示の「Potentially removable」が、起動時のアプリケーションから外してもいいと思われるものだ。
この外す・外さないの判断は最終的には各ユーザでして欲しい。グリーンだから絶対外していいとは限らない場合もあるかもしれないので要注意だ。

そして青枠の部分がsolutoで起動時に動作するアプリケーションから除外されたものを表している。


それではグリーンの部分にマウスをもって行ってみよう。
各アプリケーションの起動に要した時間が表示され、そのアプリケーションにフォーカスすると、この様な表示がされる。
$macsimのブログ-sl_005

これがこのsolutoのメイン機能の、起動時のアプリケーションから除外する機能部分だ。
「Pause」と「Delay」の二つのボタンがあり、どちらかを選らんで起動アプリケーションから除外することができる。
「Pause」を選択した場合、そのアプリケーションは起動処理から外され自動実行されることが(基本的に)なくなる。
「Delay」を選んだ場合、そのアプリケーションは起動処理から外されるが、solutoの管理下でwindows起動完了後、CPUの空いているタイミング等で自動で起動される。
はっきり言ってこの「Delay」の機能はとても強力だ。起動後直ぐに必要ないが、自動で起動だけはしておいて欲しいというアプリケーションは結構あるものだ。それらをすべて「Delay」にしておけばいい。、

また、ボタンの横にある円グラフは他のsolutoユーザがそのアプリケーションをどのように処置しているかの統計だ。円グラフのうち水色と紺色がそれぞれ「Pause」「Delay」のボタンの色と対応していて、実際にマウスを各ボタンの上にもっていくと、何%の人がその設定にしているかがわかるようになっている。

このsolutoではユーザの情報を自動収集しており、起動時のアプリケーションをユーザがどの様に設定したがフィードバックされるようになっている。そのため、windowsに詳しくないユーザでも、他のユーザの設定の仕方を参考にして、起動時の処理から外すか、外した場合に「Pause」するか「Delay」するか、といった判断を補助してくれるようになっている。
情報収集に当たっては、個人を特定できない形で収集している旨がどこかに書いてあったと思う…確か…。違ってたらゴメン(;^_^ A

オレンジの部分にマウスを持って行ってみよう。こちらは「外してもいいかもしれない」アプリケーション群だ。
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円グラフを見て気付くかもしれないが、グリーンとオレンジの明確な違いは、(多分)「Pause」や「Delay」をしているユーザがいるかいないかだと思われる。つまり、『他のユーザはまだこのアプリに対してアクションを起こしてないので人柱になってください』ってあたりが上部の「advanced user」ってあたりの文言に現れていると思われるw
自己判断がつくならば、「Pause」なり「Delay」なりに設定してしまえばいいと思う。
今回サンプル画像に選択したアプリケーションは実は日本語の名前の付いてるアプリケーションだ。このsolutoはメニュー等を含めて日本語に対応していないので表示が「???…」になってしまっている。

グレイ部分は起動から外すことが出来ないアプリケーションなので省略する。


次に先ほどの画像で青枠で囲んである部分を見てみよう。
もうわかると思うが、濃い青の部分が「Delay」に設定したアプリケーション。薄い青の方が「Pause」に設定したアプリケーションだ。
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「Delay」に設定したSkypeにマウスをもって行ってみた。
ここで「In Boot」のボタンを押せば起動時に動作するアプリケーションに復帰させることが出来る。

また左側に表示されている「Undo All」のボタンで「Pause」「Delay」に設定したアプリケーションを全て起動時のアプリケーションに復帰させることが出来る。


実は自分は他にも起動管理用のツールを別に使っている。(先ほどの「???…」と表示されていたアプリケーションがそのツールだ)
そちらの機能では起動アプリケーションから外す(solutoの「Pause」)機能はあるのだが、後で自動起動する(「Delay」)機能はない。この機能はとっても優秀な機能だと思う。

ただしDelayするタイミングはかなりアバウトだ。起動完了後、数十秒放っておいたら起動してくることもあるが、起動直後から作業を開始するとなかなか起動してくれないこともある。
なかなかDelay分が起動してくれないような場合は、タスクトレイのアイコンから強制起動することも出来る。
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ここの「Launch My Delayed Apps」をクリックすればDelay分を強制起動できる。
また、「Launch My Paused Apps」をクリックすることでPause分のアプリケーションを強制起動することも出来る。
ただし、これらの起動時は「Delay」分なり「Pause」分なりに設定した全てのアプリケーションが起動してしまう。個別のアプリケーション起動は出来ない。


さて、ここからはsolutoをインストールしたことでちょっと動作が変わってしまう部分についてだ。

一つ目がマルチモニタ環境に関して。
自分は左のモニタをプライマリに設定していて、ログイン画面等も通常は左モニタに表示される。
しかし、このツールをいれてから、ログイン画面が一瞬だけ右モニタに飛んでまた左モニタに戻ってきたり、ログイン後の画面でデスクトップのアイコン群が右モニタに飛んだりする場合がある。最終的には適正な画面配置に戻って起動が完了するから良いが、ちょっと気になる部分ではある。

もうひとつマルチモニタに関連してだが、前回終了時に設定していた壁紙がキャンセルされてしまう。具体的には、自分は「MaltiWallpaper」というソフトを使って壁紙を設定しているが、そのツールで一番最初に設定した壁紙の状態に戻されてしまう。折角新しい壁紙設定しても次回PC起動時に戻されてしまうのははっきり言ってもどかしい(´・ω・`)

あと、先ほどちょっと触れた他の起動管理用ツール関連でも多少鬱陶しいことがある。
もうひとつの起動管理用ツールにある機能で、インストール等された時に起動アプリケーションに設定されると、それを監視していて、起動アプリケーションに追加するかどうかの確認が出来るようになっている。
solutoで「Delay」に設定したアプリケーションの一つが、起動するたびにその機能に引っかかってしまう。


上記の点を割り引いてもかなり便利なツールではあるので、使ってみても損はないと思う。




【今日のおすすめ動画のコーナー】

今回紹介の踊ってみたは、大好きなBad Apple!!から。
踊っているのは松子さんともん氏。
ダンスのレベルがかなり高いのはもちろんだけど、松子さんの衣装選択が秀逸。
セーラー服着用でも、いつもの松子さんらしくガーター履いている。
流石にピンヒールではないけど松子さんらしいカッコイイ悪林檎なので見て欲しい。