数年前にリサイクルショップで、2000円で買ったナイロンジャケットです。

これから梅雨の季節に入りますので、とても重宝しますね。

マウンテン・イクイップメントのサイクロンジャケットになります。

防水素材は「パーテックスシールドプラス」2.5レイヤーで、

確か透湿性20,000g/m2/24hrs 耐水圧20,000mm、重さも200gです。当時としてはとても軽くてコンパクト、しかもGORE-TEXに負けず劣らずの防水性能を完備した素晴らしいジャケットでした。

これだけの軽量の理由はベースのナイロン生地が僅か7D(デニール)と極めて細いナイロン糸で織られた生地に、パーテックスの防水フィルムが裏側から貼られて居ます。

2.5レイヤーの意味は、GORE-TEXの裏地で使われるいわゆる「トリコット地」を張らない、しかし、防水フィルムに特殊な凹凸の加工をして防水フィルムのダメージを防止することで、軽さを追求されたと言うことです。

ただ現在のパーテックスシールドプラスではこのトリコット地を張って3レイヤー仕立てに進化し、なおかつ軽いです。

デザインは極めてシンプルです。

表は胸ポケット一つと、フードと裾先にドローコード。

特徴としてはレインウェアですが、大型のフードと高い襟元なので、ヘルメット等の多少大きめの被り物の上から被れますし、襟元も高いので、口元まで覆うことも出来ます。通常のレインウェアでは口元まで普通覆うことは出来ません、と言うかそこまでの必要性がありません。恐らく「アルパインウェア」からの延長線上で作られた感じもします。

普通のレインウェアではフードの調節はフードの真ん中のマジックテープでフードのツバの視野を確保する為に調節出来る程度ですが、価格が高い高性能なレインウェアだと、更に後頭部とフロント左右のドローコードで細かく調整出来ます。

更に、フロント正面のブランドロゴはリフレクターになってるので、

夜間でも視認性が保たれます。

分かりづらいですが、サイズ表記下のナイロンテープをたくし上げることで、フードを丸めて押さえつける事も可能なので、簡易的に単なるジャケットの形も簡単に出来ます。

こんな形でフード内に収めて簡易的に収納も可能ですし、

別の収納袋に入れてもコンパクトになります。

私はノースフェイスの袋に入れて収納しています。

 

実際の使用感はとても良好ですね。

この頃の防水浸透素材はGORE-TEXがメインで、各社様々な防水浸透素材が開発され採用されてましたが、まだGORE-TEXが、メジャーでした。このパーテックスもまだ防水浸透素材が無い時代からのナイロン地の製造メーカーで、この「パーテックスシールドプラス」も出始めの後発の製品でした。

前回、ブログで紹介したノースフェイスの「SPコンパクトジャケット」もこのパーテックスの「パーテックスクアンタム」なんですね。

しかし、雑誌等の評判も良かったので、実際どうなのか?と言う事でした。表地はゴワゴワ感のあるいわゆる「シボ加工」的な、ナイロン地なんですが、撥水性は抜群に良く水玉になって弾きます。

防水性も2.5レイヤーだけあって内部の蒸気抜けは素晴らしいです。

GORE-TEX一辺倒に風穴を開ける存在かも知れませんね。

 

洗濯も全然普通に出来ますが、防水故に水が残った状態になるので(撥水性が高い故に起きる現象です。)、タオルで水気を取って乾燥機で乾かせば撥水性も保たれます。

軽量でコンパクトなので、ウインドブレーカーでも重宝しますね。

一方で、デメリット的な事を言えば、2.5レイヤーなので、素肌で直接着てしまうと(Tシャツの上から等)、直接裏側の防水フィルムに肌が密着するので、汗がそのまま直接内部で溜まる現象になります。これはGORE-TEXも同様で、あくまで「蒸気を逃がす」目的であり、汗や水の分子レベルでは水蒸気と違い逆流するからです。良くレインウェアで内部の水漏れを起こすケースがありますが、まさにこの現象でして、これは防水フィルムの性能だったり、いわゆる「レイアリング」で、防止も出来れば発生する可能性もあると言う話です。なので最低でも薄手の長袖シャツ等は着ないとだめです。

またナイロン地が薄い為に耐久性にも難が見られる事もあります。そのためのいわゆる「シボ加工」が表地になされてるのだと思います。ただ、そもそもこの製品自体は一般のレインウェアではなく、いわゆる「トレイルランニング」系の軽量レインウェアのカテゴリーの製品なので、極限までの軽量とレインウェアを兼ねた製品と考えれば、まあ致し方ないところではあります。

普通の雨合羽的な用途であれば全然問題ないです。

 

何故に2000円で販売されてたのか?不思議ですね。

別商品のノースフェイスだと普通に数万円の値札付けて売られて居ます。恐らくですが、ある意味マイナーなブランドと判断し、単なる一般の「ナイロンジャケット」と判断されたかも知れませんね。

確かにマウンテン・イクイップメント自体、全国展開されたアウトドアブランドでもありませんし、知る人ぞ知るレベルのアウトドアブランドですから、ノースフェイスと比べると「知らないブランド」かも知れません。ただそのおかげ?で、こうして安く手に入る事はラッキーでもあります。因みに当時の販売価格は大体2万円前後、後継モデル出るまででも1万2.3000円前後だったので、まあ安いと思います。因みに付属の収納ケースは残念ながらありませんでした。