マックを収集する傍ら、Windowsパソコンにも興味を抱き、幾つか収集する羽目に成った中で、一番のお気に入りのメーカーは「IBM」の「ThinkPad」シリーズでした。最初に手に入れたのは、通称「バタフライ」と呼ばれた「ThinkPad 701c」でした。

中古品を購入したのをキッカケに、「ThinkPad 535」や「ThinkPad 560」「ThinkPad 600」「ThinkPad 240」等買い漁りました。どのノートパソコンも特徴が有りましたが、その中で最後まで所持し続けたのもが、今回紹介する「ThinkPad 235」、別名「チャンドラ」になります。

 

 

チャンドラに関しては話が長く成るので、個々でお調べいただければと思います。この「ThinkPad 235」は実はIBM製であってIBM製じゃありません。日本IBMとリコーの折半で設立した会社「ライオスシステム」社から名前を「ThinkPad 235」として出した製品でした。なので、日本IBMで独自で設けていたノートパソコンの耐久テスト「トーチャーテスト」適応外製品でした。チャンドラの発売後の人気を見て日本IBMもその波に乗っかるほど、当時それだけの人気があった機種だったんですね。因みに日立からも色違いで発売されてました。

 

はい、色違いなだけで全て一緒です。

 

恐らく「HITACHI」のロゴを付けた「OEM製品」で販売されてたものです。性能に関しては発売時期に寄ってCPUやメモリー、HDDの容量構成が違うだけでまんま「ThinkPad 235」とほぼ同じと言ってもいいです。で、どちらも所持してました。

何故これを買ったかと言いますと、当時「モバイルパソコン」を非常に物色した時期がありました。

東芝の「Libretto」だったりNECや富士通の小型ノートパソコン、海外メーカー等も視野に入れて探した時に、偶然チャンドラと呼ばれた小型のノートパソコンの存在を知りました。筐体サイズがコンパクトな割にPCカードスロットが「3枚刺し」出来る拡張性の高さ、小型故に各種ポートが排除される事多い中、VGAポートやシリアルポート等必要最小限のポート類が付いており、更に小型化されてもA4サイズのノートパソコンに引けを取らない性能の持って居た事に魅力を感じたんですね。

その後、日立のチャンドラから収集し始めて、IBM製のThinkPad 235を入手。しかもかなり珍しい「英語キーボード」モデルでした。(写真のものは日本語ですが、その後英語キーボードモデルに差し替えていました。)

専用のレザージャケットを付けて、当時NTTドコモの「P-in m@ster」を差して実際にモバイルしてました。性能は幾つかモデルがあり、MMX Pentium 266MHzのモデルで運用してました。メモリーもMAX160MB(当時ノートパソコン用の128MBのIDEのメモリーが高価でした。)にして、HDDも40GBでした。性能に関しては既に古いものでしたので、殆ど趣味の領域の使い方でしたね。ネットやメール、簡単なソフトを動かす程度しか出来ませんでしたので。ただデメリットもあり、筐体が「プラスチック」なんですね。これ。なので、落としたら割れます。またCPUファンも無いので、排熱も厳しい事もあります。それでも用途を絞れば、小型でステレオスピーカー対応で、各種ポート類完備、拡張性の高さ等、相殺出来る「ドリームマシン」だと思います。

最後は諸事情で手放しましたけど、魅力有ったノートパソコンでした。