盡丸城跡 | 源行近のブログ

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山陰の戦国時代を郷土史レベルで研究しています。主に人物や城跡が中心です。

盡丸城(じんまる)は島根県雲南市大東町田中に所在します。標高151mの山頂を主郭としています。大東高校の北方の山になり付近には以前紹介した熊野社上城や土屋氏の加多神社などがある。田中に所在する城跡は先に述べた熊野社上城と当城のみではありますが、加多神社の西に古城の地名あることから、ここにも砦があったのかもしれません。また土屋氏の一族が地名から田中を号している事をみますと、この辺りは桓武平氏の田中氏の城である可能性があります。規模を考えても当城が中心的な役目を果たしていたのではと考えます。※盡の字は尽の旧字ですが、読みからすると陣丸の可能性もあります


【写真中央辺り】

【今回の登城口】
手前に川があり、橋のように見えるものは砂防ダムですので渡れません。
取り付いた場所は藪でしたが、それも最初だけで後は時期的に歩きやすい感じでした。


【登山ルートログ】


【山頂付近の略図】


登り詰めた場所は広空間があります。ここから一気に山頂を目指します。

途中に土橋や郭またそれを取り巻く帯郭などが至る所に確認できます。


【土橋】

山頂には三等三角点がある。
山頂付近は腰郭や帯郭で厳重に固めています。三角点の場所から南東に下りながら細長い主郭となっています。


【南東端の広い郭】