森と海を考える | 源行近のブログ

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山陰の戦国時代を郷土史レベルで研究しています。主に人物や城跡が中心です。

今回も城や郷土史ネタとは離れた内容です

畠山重篤著書『鉄が地球温暖化を防ぐ』を書店で購入しました



なぜかと言いますと、私の住む出雲市と松江市の間には宍道湖がありますが、名産である蜆の漁獲量が減り関係者は頭を悩ませていました。以前購入した宮下正次著書『野にも山にも炭を撒く』では炭を撒いて土壌を元気にする事などを記事にしましたが、この鉄分は海の植物性プラクトンを増やす効果があるようです。近年では前稿でお伝えした使用済みカイロの中身を粘土に混ぜ団子にして海に撒く事もしているようです。

これから読むのでまた詳しくお伝えできると思います

島根県の奥出雲町はタタラが盛んな地域でしたので当時は豊富な鉄が斐伊川を下り日本海に流れ海の生き物を育んでいたのでしょう。今はわずかな鉄分しか宍道湖に流れていないと思われます

この本でも森を豊かにする事を提唱しており、山から海への連鎖を説いています

炭と鉄がキーワードとなり地球温暖化や山林の荒廃を防ぐということでしょう
付け加えれば生き物に必要なサイクルの源であり人間にしかできない仕事です

これを活かした宍道湖再生に期待したいですね