陰陽は、現象間の関係を特定する2つのカテゴリー
陰陽は全体の相互補完因子であり相互依存関係にある
陰がない陽はなく、陽がない陰もない
陰陽は力や物質やエネルギーではなく、認識世界の物事間の関係性を説明するために人工的に作り出された印(しるし)のようなもの
タオイストは陰陽という印を使い、自然の不断な変化を説明する
陰は、大地のエネルギーや肉体を表わし、休息、受動、寒さ、湿気、暗さ、下降、減少、夜、涼しさ、落ち着き、物質、女性、月、山、湖などと関連する。
陽は、天や宇宙のエネルギーやスピリット体を表わし、動き、行動、刺激、外向き、熱、増加、日中、明かり、太陽、男性などと関連する。
宇宙のあらゆるものには陰と陽の側面がある
乳児が成長するに伴い、エネルギーは体の暖かい場所、冷たい場所に入る
胎児の状態で陰陽は完全にバランスが取れていたが、誕生と成長に伴い、暑い陽が徐々に成長し体の上部ー心臓、肝臓、肺、脳ーに達する
冷たい陰エネルギーは足、生殖器、腎臓、下腹部に落ち着く
陰陽の分極化が続くと、有機体は最終的に、弱まり、朽ち果て、死ぬ
タオイストはこの陰陽の分極化を本来のバランスのある状態に戻す修練を積む
ヒーリングエネルギーが目覚めるとは、閉じた経絡を再度開き、気が滞りなく流れ、陰陽のエネルギーバランスが回復することをいう
気の流れは2つーFunctional Channel(機能経路)とGovernor Channel(調整経路)ーに分けられる
FCは、会陰からスタートし、体の前面を上に流れ、腹、心臓、喉、下顎、唇を囲むルートをたどる
GCは、会陰からスタートし、体の背面を上に流れ、仙骨、背骨、脳、下がり口の上唇のルートをたどる
両方の経路が交わるのが、舌を上の前歯の後ろに付けた時
両経路はどちらも重要な経路で、この経路に沿った循環的なエネルギーの流れをSmall Heavenly cycle(小周天。Microcosmic Orbit。)と呼ぶ
小周天のエネルギーは、主要な臓器や神経系を通じ流れるが、肉体的、感情的な緊張が走ることで、滞る
陰陽の観点からは、FCが陰、GCが陽
足は大地の導体であり、大地から陰のマイナス電荷のエネルギーを吸収する
頭頂は天の導体であり、天、特に太陽から陽のプラス電荷のエネルギーを吸収する
小周天瞑想の際、手を合わせるのは、両の掌の導電点である労宮に蓋をすることで、エネルギーの漏洩を防ぐため
掌を合わせる際、左手を下、右手を上にするのは、左手が陰、右手が陽であり、エネルギーは陽から陰へ流れるため