『エンド・オブ・デイズ』(End of Days)は、1999年公開のアメリカ製アクション・ホラー映画。主演はアーノルド・シュワルツェネッガー、監督はピーター・ハイアムズ。
物語の舞台は1999年末のニューヨーク。新ミレニアムの到来を目前に控え、悪魔サタンが復活し、世界を支配しようとするという終末的な状況が描かれます。
主人公は、かつて刑事だったが今は民間警備会社で働くジェリコ・ケイン(アーノルド・シュワルツェネッガー)。
彼は依頼人の株屋を狙撃した犯人を追い詰めるが、その男は「悪魔が復活する」と謎めいた言葉を残す。調査を進めるうちに、ジェリコはクリスティーン(ロビン・タニー)という女性がサタンの花嫁に選ばれていることを知り、彼女を守るために壮絶な戦いに身を投じることになる。
物語は、サタン(ガブリエル・バーン)が人間に憑依し、クリスティーンとの間に子をもうけて地上を支配しようとする陰謀と、それを阻止しようとするジェリコの死闘を軸に展開。
神父やバチカンの騎士たちも絡み、宗教的なテーマとアクションが融合した作品となっています。
感想
『エンド・オブ・デイズ』、久しぶりに観たけど、やっぱりシュワちゃんは最強ですね![]()
プレデターとかターミネーターとか、いろんなヤバい敵と戦ってきたけど、ついに相手が“サタン”‼️
製作陣も「もう人間じゃ歯が立たないから、悪魔出すしかない!」って感じだったんだろうな![]()
物語の舞台は1999年のニューヨーク。世紀末ってだけでなんか不吉なムード満点なんだけど、そこに悪魔が絡んでくるから、もう雰囲気がすごい。
ジェリコは元刑事で、今は警備会社で働いてるんだけど、最初からいきなり株屋の護衛中に狙撃事件が起きて、しかも狙撃犯が「悪魔が復活する」とか言い出すもんだから、「え、何この展開?」ってなる。
調べていくうちにクリスティーンって女性が絡んできて、彼女がサタンの花嫁に選ばれてるって話になる。
サタンが人間の女と交わって子どもを産ませようとしてるって、どこかで聞いたことあるようなオカルト設定だけど、そこにシュワちゃんのアクションが加わると、一気に“地獄の黙示録”みたいな雰囲気になる。
個人的に印象的だったのは、サタンを演じるガブリエル・バーンの怪演ぶり。とにかく怖い!『エクソシスト』とか『ゴーストライダー』の悪役と並ぶぐらい強烈で、サタンの存在感が半端ない。
ガラスみたいに人間が割れるとか、映像的にもインパクトが強いシーンが多くて、普通のアクション映画とは一線を画してる感じ。
あと、舞台がニューヨークってのも新鮮だった。
シュワちゃんってロサンゼルスが舞台の映画が多いイメージだけど、今回はニューヨークの街並みや教会、地下の儀式のシーンなんかがすごく印象的。
世界貿易センタービルが映ってたりして、時代を感じるなぁって思いました。
アクションだけじゃなくて、宗教的な葛藤や人間ドラマもちゃんと描かれてるのがいい。
ジェリコ自身も過去に家族を失っていて、その喪失感や絶望を抱えながらも、クリスティーンを守るため、そして世界を救うために戦う姿がとてもカッコいい。
サタンに「お前の家族を生き返らせてやる」って誘惑されても、最後は自分を犠牲にしてクリスティーンと世界を救おうとします。
正直、公開当時は「なんかB級感あるな」とか「オカルトとアクションって合うの?」みたいな声もあったけど、今観ると、むしろそのミスマッチ感が良かったです。
終盤の地下鉄でのサタンとのバトルとか、教会でのクライマックスなんて、もう手に汗握る展開で、最後まで目が離せなかった。
あと、音楽も良かった。重厚なサウンドが終末感を盛り上げてくれるし、VFXも当時としてはかなり頑張ってて、サタンの力を映像で見せるシーンは今観ても迫力ある。
やっぱりシュワちゃんのアクションって、どんなジャンルでも映えるんだなぁと再認識しました。
『エンド・オブ・デイズ』は「アクション×オカルト×終末」という、ちょっと異色の組み合わせだけど、シュワルツェネッガーの存在感とガブリエル・バーンの怪演、そして終末的な世界観が絶妙にマッチしてて、今観ても十分楽しめる作品。
世紀末の不安や恐怖を、アクション映画としてエンタメに昇華した傑作だと思います。
評価は賛否あるけど、個人的には「たまに無性に観たくなる」一本です。
2025年7月現在
配信なし




